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オルタナ60号 (2020年3月30日発売)
¥990
★お届け先がご勤務先の場合、お名前欄かご住所欄に社名もご入力願います。社名がなく、宛先不明でお届けできない事がよくございます。 ★こちらの商品の発送は3月30日以降になりますのでご了承ください。 今号の表紙 オランダ・アムステルダムにある廃棄食材を活用したレストラン「INSTOCK(インストック)」。地域のスーパーマーケットやベーカリー、生産者から廃棄食材を低価格で購入・回収し、料理している。食品ロス削減につながる新たなコンセプトが世界から注目を集めている。(C)Akihiro Yasui 3 from editor in chief alternative eye 森 摂 ESGもSDGsも「脱PET」から 4 Social Design Gallery 氷床融解が進むイルリサット氷原 9 art 高橋さとみの切り絵ワールド──まあるい暮らし social business around the world 10 [スイス] 循環水で鮭養殖、スイスで販売好調 11 [米国] 持続可能な買い物、社会変革を促す 13 [日本] 「二足歩行障がい」で社会のバリアを体感 14 feature story 1 循環経済(サーキュラーエコノミー)はR(リサイクル)よりもR(リデュース) サーキュラーエコノミー(循環経済)について、日本の社会や産業界には大きな誤解がある。それは「リサイクルすれば解決」という考え方だ。サーキュラーの名の通り、その本質は「循環」であり、「クローズド・ループ」(閉じた輪)をどう形成できるかだ。リサイクルも重要だが、リデュース(削減)とリユース(再利用)抜きの取り組みはインパクトに欠ける。 全国の自治体、脱PET続々と PETボトルの年間総販売量が252億本(2018年)にまで増えたなか、省庁や自治体では急速に脱PETボトルが進む。背景には、容器包装リサイクル法の下でのメーカーのコスト負担が全体の1.6%と少なく、回収コストのほとんどを自治体が負担している現状がある。_(オルタナ編集委員・栗岡 理子) 社会は「脱PET」、飲料メーカー奮闘 一般企業もオフィスからPETボトルを排除する動きが増え、「脱PETは社会からの要請」ともいえる状況になってきた。一方、飲料容器のうち約75%をPETに依存する飲料メーカーは、PETの利便性を訴えつつも、再生素材100%PETボトルを出すなどして環境負荷の低減をアピールする。(オルタナ編集委員・栗岡 理子、瀬戸内 千代、高馬 卓史) 欧州が脱プラ指令、ボトル9割回収へ EU(欧州連合)は海洋汚染を防ぐための脱プラスチックの指令を公布した。2021年から多くの使い捨てプラスチック製品が禁止になり、今後10年でプラスチックボトルの9割の回収を目指す。デポジット(預かり金)制度がある国は総じてリサイクル率が高い。(パリ=羽生 のり子) 英、42年までに脱プラ 英国政府は2018年の初めに、2042年までに脱プラ社会を実現するという「25年計画」を発表した。使い捨てプラスチックの販売を全面禁止し、PETボトルに関してはデポジット制度を設け、再資源化を進める。(ロンドン=冨久岡 ナヲ) スイス、郵便局員も一役 スイス政府は2001年施行の飲料包装条例で「ガラス、PETボトル、アルミニウムの各飲料包装の年間リサイクル率を最低75%とする」と定めた。使用済みPETボトルは販売店での回収が義務付けられているが、郵便配達員も回収に一役買っている。_(チューリヒ=岩澤 里美) 26 top interview アディダス ジャパン副社長 トーマス・サイラー 「海洋プラごみ」 製品を通じて解決 アディダスは海洋プラスチックごみを転用した靴や衣類を販売するなど、積極的に社会的革新(ソーシャル・イノベーション)を進める。その背景にはどんな戦略があるのか、日本法人でマーケティング事業本部長も務めるトーマス・サイラー副社長に聞いた。 28 top interview ニールズヤード レメディーズ 社長 梶原 建二 気候変動問題を 自ら説いて回る ニールズヤードレメディーズ(東京・港)の梶原建二社長は昨秋から、気候危機を訴える講演を無料で始めた。気候変動を理解する経営者は多いが、自ら社外で説いて回る経営者は他にほぼいないだろう。その背景にはブランドの原点である英国の創業者と、アル・ゴア元米国副大統領との邂逅があった。 30 top interview ロート製薬 会長 山田 邦雄 農業・医療・教育 社会に種まき続々 「いまの時代、未来の世代に投資しないという選択肢はない」─ロート製薬の山田邦雄会長はこう言い切る。製薬会社でありながら、農業や教育など持続可能な社会をつくるために様々な領域に進出する。その狙いを聞いた。 columns 35 オルタナティブの風 田坂 広志 自分のクローン人間に出会うとき 37 エゴからエコへ 田口 ランディ ウイルスとエゴ finance 【New】 38 地域金融トピックス 綴り屋はちどり 39 つなぐ金融 林 公則 金融業務の真髄は「話を聴くこと」 mobility 【New】 40 モビリティトピックス 島下 泰久 41 モビリティの未来 清水 和夫 自動車技術と火薬、そしてエコシステム agriculture 42 農業トピックス 西村 ユタカ 43 日本農業 「常識」と「非常識」の間 徳江 倫明 農業こそ21世紀の環境ビジネスだ forestry 44 林業トピックス オルタナ編集部 45 「森を守れ」が森を殺す 田中 淳夫 「スマート林業」よりも先にすべきこと fishery 46 漁業トピックス 瀬戸内 千代 47 人と魚の明日のために 井田 徹治 プラごみ汚染、幽霊漁具対策が急務に fair trade 48 フェアトレードトピックス 中島 佳織 49 フェアトレードシフト 中島 佳織 EU新有機規則がもたらす影響とは fundraising 50 ファンドレイジングトピックス 宮下 真美 51 社会イノベーションとお金の新しい関係 鵜尾 雅隆 過度な「家族自己責任」を超えるには circular economy 52 廃棄物・静脈物流トピックス エコスタッフ・ジャパン 53 論考・サーキュラーエコノミー 細田 衛士 サーキュラーエコノミーの標準化の怪 54 オルタナティブな空間 馬場 正尊 「旅人以上、定住未満」が地方創生の鍵 57 欧州CSR最前線 下田屋 毅 調達課題にサトウキビと大豆 58 CSRトピックス CSR48 総監督のつぶやき CSR48・太田 康子 脱プラへの挑戦 alterna S presents 60 オルタナSな若者たち オルタナ編集部 「循環経済」を日本に伝達 65 KIYOの哲学 考察編 南 清貴 免疫力を上げる食生活とは 67 エコでヘルシーな食空間 岡村 貴子 オーガニック和食のコースを堪能 68 エシカル・ファッションの旗手たち 生駒 芳子 未来の才能がエシカルに挑戦 70 世界のエコホテル巡礼 せきねきょうこ バンヤンツリーが貫く環境対策 72 間違いだらけの自転車選び 山本 修二 旅に出たくなる折りたたみバイク alterna SELECT 73 編集部おすすめの逸品たち オルタナ編集部 リーフ茶をもっと身近に CSR executive forum 74 CSR経営者フォーラム CSR関東 76 読者の声&プレゼント flash fiction 78 「こころざし」の譜 希代 準郎 ソムリエ・ペトロ
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オルタナ59号(2019年12月17日発売)
¥880
★お届け先がご勤務先の場合、お名前欄かご住所欄に社名もご入力願います。社名がなく、宛先不明でお届けできない事がよくございます。 ★こちらの商品の発送は9月30日以降になりますのでご了承ください。 今号の表紙 ポール・マッカートニー 1942年、英リヴァプール生まれ。元ビートルズのベーシスト。ベジタリアンで、熱心な動物愛護運動家としても知られている。2009年には、週に1日食肉をやめるキャンペーン「Meat Free Monday」を発足。 3 from editor in chief alternative eye 森 摂 CSR検定「熊本の奇跡」 4 Social Design Gallery オリンピックを目指す難民たち 9 art 高橋さとみの切り絵ワールド──今日も一緒に歩いて行こう social business around the world 10 [スイス] 補助具で雪上移動、車イスでスケートも 11 [米国] 衣料のリユース、5年で7千万点 12 [シンガポール] ユーモアでタブー破る「世界トイレ機構」 14 feature story 1 動物福祉(アニマルウェルフェア)のリスクと機会 動物を人道的に扱う「アニマルウェルフェア(動物福祉)」が、ESG指標の一つになりつつある。畜産業に関する投資家のイニシアティブFAIRRの運用資産残高は、2200兆円(2019年11月時点)に上り、アニマルウェルフェアや気候変動の観点から複数の日本企業をハイリスクと評価した。企業はこの「リスク」を「機会」にできるのか。 [特別寄稿] なぜ動物福祉が 企業に重要なのか 岡田 千尋(認定NPO法人アニマルライツセンター代表理事) 東京オリンピック・パラリンピックに向けて、アニマルウェルフェア(動物福祉)への関心は高まりつつあるが、まだ日本企業の反応は鈍いのが現状だ。アニマルウェルフェアを進めるためには何が必要か。数々のキャンペーンを展開してきた認定NPO法人アニマルライツセンター(東京・渋谷)の岡田千尋代表理事に寄稿してもらった。_ 事例[英国] 動物福祉発祥の国 法令として確立 「アニマルウェルフェア」とは、一言で言えば家畜やペットなど人間がかかわりを持つ動物に、死に至るまでできる限り苦痛やストレスなどを掛けないようにすることだ。日本語では「動物福祉」と訳されることが多く、動物愛護や社会福祉などと混乱されることもあるが、英国ではその内容と義務や規制が法令として確立している。_ 事例[日本] 「ショーがない」水族館 「環境水族館アクアマリンふくしま」(いわき市)は、「ショーがない水族館」。動物に芸を教えていない。全国屈指の来館者数を誇る「葛西臨海水族園」(東京・江戸川)にも、ショーはない。この両施設の立ち上げに携わった安部義孝氏に話を聞いた。 事例[米国] 日本と同様に課題多い 動物保護団体ワールド・アニマル・プロテクションは、各国の動物保護環境にランキングを付けている。米国は日本と同じランクD(2014年度)で、改善の余地が多い国と指定されている。家畜の大量生産、大量浪費の動きに歯止めが掛かるのか。 事例[ニュージーランド] ミュールシング禁止へ ニュージーランドでは2018年10月から羊の病気予防のために臀部を切除する処置「ミュールシング」が禁止になった。動物愛護団体や消費者から批判を浴び、有名ブランドは切り替えを進めている。 事例[スイス] 雄ヒヨコ殺処分を規制 スイスでも卵は好まれ、1人当たりの消費は2日に1個だ。1992年にケージ飼育を禁止したアニマルウェルフェア先進国スイスでは、放し飼いの養鶏からの採卵が39%、有機卵が17%に達する。10月には、雄ヒヨコに関する新たな法律が成立した。 26 top interview 積水ハウス常務執行役員 石田 建一 「脱炭素化」に向け 経営と環境は一体 積水ハウスグループは2008年、住まいからのCO2排出ゼロを目指す「2050年ビジョン」を宣言し、いち早く「脱炭素」経営に舵を切った。環境のトップランナーとして、積水ハウスはどこに向かっているのか。石田建一常務執行役員(環境推進担当)に話を聞いた。 28 top interview ソニー常務 執行役 神戸 司郎 「パーパス」軸に ESG戦略 ソニーがESG経営に大きく舵を切った。新たにパーパス(存在意義)を掲げ、長期的な視点で社会的価値の創出を目指す。同社でESG戦略の陣頭指揮を執る神戸司郎常務(CSR・法務・広報など担当)に聞いた。 30 top interview フォルクスワーゲングループ・サステナビリティ責任者 ラルフ・プフィツナー 持続可能性と パーパスが両輪 9月の独フランクフルトモーターショーでは、大手各社はこぞってEV(電気自動車)化への意欲を鮮明にした。新型EV「ID.3」を主力車に育てたい独フォルクスワーゲン(VW)グループもその一つ。同社のサステナビリティ責任者であるラルフ・プフィツナー氏は、「持続可能性とパーパス(存在意義)は強い関係にある」と話す。 columns 35 オルタナティブの風 田坂 広志 火星移住計画が教えるもの 37 エゴからエコへ 田口 ランディ 「土の奇跡」 finance 【New】 38 地域金融トピックス 綴り屋はちどり 39 つなぐ金融 林 公則 預金者の意識を高める銀行 mobility 【New】 40 モビリティトピックス 島下 泰久 41 モビリティの未来 清水 和夫 自動車産業が挑むサステナビリティ agriculture 42 農業トピックス 西村 ユタカ 43 日本農業 「常識」と「非常識」の間 徳江 倫明 持続可能な農業と「動物福祉」 forestry 44 林業トピックス オルタナ編集部 45 「森を守れ」が森を殺す 田中 淳夫 日本にも獣害対策の専門集団を fishery 46 漁業トピックス 瀬戸内 千代 47 人と魚の明日のために 井田 徹治 IPCC「温暖化が漁業に大きな影響」 48 feature story 2 石灰石ペーパー 本当にエコか 海洋プラスチックごみなどの環境問題を契機に、プラスチックや紙の代替品として「石灰石ペーパー類」が注目されている。いまや多くの企業や自治体が導入し始めた。だが実は、石灰石ペーパー類による環境負荷やリサイクル阻害要因を疑問視する声も少なくない。 fair trade 51 フェアトレードシフト 中島 佳織 コーヒーの価値は、「農家の暮らし」も fundraising 52 ファンドレイジングトピックス 宮下 真美 53 社会イノベーションとお金の新しい関係 鵜尾 雅隆 イノベーションの「種」をつぶさない recycle 54 廃棄物・静脈物流トピックス エコスタッフ・ジャパン 55 論考・サーキュラーエコノミー 細田 衛士 循環経済のスピード感 58 オルタナティブな空間 馬場 正尊 造船所跡地、都市の新たなつくり方 61 欧州CSR最前線 下田屋 毅 国家の人権保護の義務 62 CSRトピックス CSR48 総監督のつぶやき CSR48・太田 康子 企業のウェルビーイング 67 KIYOの哲学 考察編 南 清貴 オメガ3脂肪酸で炎症を抑える 69 エコでヘルシーな食空間 岡村 貴子 野菜と果物で人つなぐジュース店 70 エシカル・ファッションの旗手たち 生駒 芳子 カシミヤの生産者に光を当てる 72 世界のエコホテル巡礼 せきねきょうこ アグリツーリズムで地域活性化 74 間違いだらけの自転車選び 山本 修二 タイヤが太くても速い新世代バイク alterna SELECT 75 オーガニックコットンに包まれる 76 読者の声&プレゼント 77 バックナンバー flash fiction 78 「こころざし」の譜 希代 準郎 カレーに一杯のワインを
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オルタナ58号(2019年9月30日発売)
¥880
★お届け先がご勤務先の場合、お名前欄かご住所欄に社名もご入力願います。社名がなく、宛先不明でお届けできない事がよくございます。 ★こちらの商品の発送は9月30日以降になりますのでご了承ください。 今号の表紙 コフィー・アナン(1938年─2018年) ガーナ共和国出身。第7代国際連合事務総長(1997年1月─2006年12月)。2000年に採択されたミレニアム開発目標(MDGs)が最大の功績の一つとされている。2001年にノーベル平和賞を受賞。 3 column alternative eye 森 摂 地域金融の「亀田総合病院」たれ 4 Social Design Gallery 美しき廃墟 チュキカマタ 9 art 高橋さとみの切り絵ワールド──まちが動き出す social business around the world 10 [スイス] 社会的弱者知るツアー、当事者がガイドで好評 11 [カナダ] プラごみを通貨に、環境と貧困を解決 12 [米国] 世界で代替肉ブーム、環境抑制に期待 14 feature story SDGs時代の地域金融 アウトサイドイン 全国の先進事例 SDGs(持続可能な開発目標)が日本の社会やビジネスに急速に浸透しつつある中、「地域金融」もその姿を変え始めた。「マイナス金利」と「低成長」で地銀や信用金庫、信用組合の経営が厳しさを増す一方で、地域の課題に先んじて取り組み、したたかに本業の収益も上げる金融機関も出始めた。 「地域循環共生圏」 成否のカギは金融 中井 徳太郎(環境省総合環境政策統括官) いままでとは全く違った、地球のエコ・システムに沿った形で経済、社会が回っていくシステムが「地域循環共生圏」。その中で、実物経済の裏側でおカネを流通させている地域金融は欠かせない存在だという。_ [寄稿] 「相互扶助」への原点回帰 藤井 良広(環境金融研究機構代表理事) [interview] 地域課題は信金の課題 浅沼 晃(盛岡信用金庫理事長) 盛岡信用金庫(岩手県盛岡市)は2012年、業界に先駆けて起業ファンドを立ち上げ、地域の起業家を資金的にも経営的にも支援してきた。株式上場を前提にせず、地域の発展を第一目的とする。2018年に就任した浅沼晃理事長は「地域の課題は信金の課題」と話す。 [interview] 存在意義(パーパス)は地域の繁栄 新田 信行(第一勧業信用組合理事長) いま地域金融界で、注目を集める金融機関がある。第一勧業信用組合(東京・新宿)だ。みずほ銀行出身の新田信行理事長はSDGsを中小金融機関のチャンスと捉え、「地域の絆を強くするのが私たちの仕事。金儲けが目的ではない」と言い切る。 [commentary] 「共感資本社会」目指す 新井 和宏(eumo社長) 利益編重の資本主義からの脱却を図り、独自の通貨で共感資本社会を目指す取り組みが始まった。旗振り役は、eumo(ユーモ)の新井和宏社長。独自の投資哲学を持つ鎌倉投信の創業メンバーの一人だ。「変革は地方から始まる」と話す。 事例[熊本金融] 冷たいお金から 温かいお金へ 熊本市で「持続可能な地域金融フォーラム」 _(一般社団法人ゆずり葉・代表理事 清水 菜保子) SDGs(持続可能な開発目標)が全国に浸透する中、地域の金融機関はどのような社会貢献やビジネスができるのか─。「社会的金融」をテーマにした「第一回持続可能な地域金融フォーラム」が7月11日、熊本市で開かれた。金融機関や行政、企業関係者や市民ら約400人が集まった同イベントでは「金融機関は堅い、冷たい」という固定概念が破られ、「未来への希望」を感じさせた。 事例[blockchain] 社会貢献を「見える化」 IT企業のソーシャルアクションカンパニー(東京・品川)は、ボランティアや寄付など個人が社会貢献活動をするとブロックチェーン上でコイントークンを付与するサービスを開発した。個人の社会貢献活動の可視化に挑む日本初の取り組みである。 事例[blockchain] 米でも仮想通貨の中核に (寺町 幸枝) ブロックチェーンとは、仮想通貨を運用するための中核技術であり、分散型台帳技術またはネットワークを指す言葉だ。仮想通貨は、電子的な決済手段として次世代の金融戦略では重要な役割を担う。この機能こそ、SDGsを実践するのに適していると期待が寄せられている。 事例[欧州/ドイツ] 利益を社会に還元 「社会的銀行」 (独ハノーファー=田口 理穂) カーシェアリングやスローライフ、菜食主義など、経済が右上がりの時代とは違ったトレンドが生まれている昨今、「社会的銀行」が注目を浴びている。「多ければ多いほどいい」「効率が良ければいい」というこれまでの価値観は崩れ、好みや生き方が多様化している。社会的銀行の意義に、やっと時代が追いついてきた格好だ。_ 28 top interview デイブ・マンツ(花王 ESG部門統括執行役員) 「ESGドリブン」 製品も組織も変革 花王が2019年4月、新しいESG(環境・社会・ガバナンス)戦略「Kirei Lifestyle Plan(キレイライフスタイルプラン)」を発表した。陣頭指揮をとるESG部門統括であるデイブ・マンツ執行役員は「ESG戦略は、全てのビジネス戦略の中心にある」と力を込めた。 30 top interview エリン・ミーザン(米インターフェイスCSO) 創業者の遺志継ぎ、 持続可能経営貫く 米タイルカーペットメーカーのインターフェイス。1994年に環境負荷をゼロにする「ミッション・ゼロ」を掲げるなど、米国サステナビリティ経営のトップランナーの一つだ。同社のエリン・ミーザンCSO(チーフ・サステナビリティ・オフィサー)に話を聞いた。 32 top interview 石川 康晴(ストライプインターナショナル社長) エシカルを旗印に 優良顧客を開拓 ストライプインターナショナル(岡山市)が基幹ブランド「earth music&ecology」を立ち上げてから20年余りが過ぎた。当初から「エシカル」をコンセプトにしていたのは先見の明だ。石川社長はエシカルを掲げる目的は「優良顧客」の開拓戦略だと言い切る。 columns 37 オルタナティブの風 田坂 広志 英雄のいない国 39 エゴからエコへ 田口 ランディ 顧客満足度60パーセント agriculture 40 農業トピックス 西村 ユタカ 41 日本農業 「常識」と「非常識」の間 徳江 倫明 「地域循環共生圏」と「持続可能な農業」 forestry 42 林業トピックス オルタナ編集部 43 「森を守れ」が森を殺す 田中 淳夫 盗伐がむしばむ日本林業の価値 fishery 44 漁業トピックス 瀬戸内 千代 45 人と魚の明日のために 井田 徹治 サンマの減少は中国の乱獲ではない fair trade 46 フェアトレードトピックス 中島 佳織 47 フェアトレードシフト 中島 佳織 「最低賃金」から「生活所得」保証へ fundraising 48 ファンドレイジングトピックス 宮下 真美 49 社会イノベーションとお金の新しい関係 鵜尾 雅隆 インパクト投資で世界をリードするには circular economy 50 廃棄物・静脈物流トピックス エコスタッフ・ジャパン 51 論考・サーキュラーエコノミー 細田 衛士 環境と経済のウィンウィンは可能か 52 オルタナティブな空間 馬場 正尊 「馬場専用OTON GLASS」が意味すること。 55 欧州CSR最前線 下田屋 毅 世界の潮流「コットン2040」 56 CSRトピックス CSR48 alterna S presents 58 オルタナSな若者たち 「ごみ拾い」で地域のつなぎ役に 60 KIYOの哲学 考察編 南 清貴 不妊症は「亜鉛不足が招く」か 61 エコでヘルシーな食空間 岡村 貴子 米国発祥、鎌倉のこだわりコーヒー 62 エシカル・ファッションの旗手たち 生駒 芳子 LA初マーケットバッグに脚光 64 世界のエコホテル巡礼 せきねきょうこ 「魂を養う」未来系リゾート 66 間違いだらけの自転車選び 山本 修二 優れたフレームの自転車を選ぶ理由 alterna SELECT 67 作り手の顔が見えるアフリカ産の日用品 CSR executive forum 68 CSR経営者フォーラム CSR北海道 CSR東北 CSR中部北陸 CSR東海 72 読者の声&プレゼント flash fiction 74 「こころざし」の譜 希代 準郎 お父さんは誰ですか?
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オルタナ57号(2019年6月24日発売)
¥880
★お届け先がご勤務先の場合、お名前欄かご住所欄に社名もご入力願います。社名がなく、宛先不明でお届けできない事がよくございます。 ★こちらの商品の発送は6月24日以降になりますのでご了承ください。 今号の表紙:マーク・ザッカーバーグ 1984年米国生まれ。フェイスブックの共同創業者兼会長兼最高経営責任者(CEO)。ハーバード大学在籍中にソーシャル・ネットワーキング・サービスサイト「Facebook」を立ち上げた。2010年のTime誌「パーソン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。 ◆feature story GAFAの社会的責任 GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)に対して、国際社会による課税や規制強,化の動きが強まっている。具体的には「デジタル課税」「独占禁止法」「個人情報保護」「環境負荷」の4つの包囲網だ。これらの事例を精査すると、GAFAだけに限らない、グローバル企業の共通課題としての「社会的責任」が浮かび上がってきた。 【インタビュー】[伊藤達也・自民党競争政策調査会長] 「GAFAは説明責任足りない」 GAFAなどデジタルプラットフォーマーへの規制は、自民党でも競争政策調査会を中心に議論が進んでいる。その調査会をまとめる伊藤達也衆院議員にGAFAとのやりとりを聞いた。 【特別寄稿】[國部 克彦・神戸大学大学院経営学研究科教授] 「ガバナンス不全 制度的な革新を」 【インタビュー】[佐々木 俊尚] 「富の集中」、社会が許すか」 ITジャーナリストの佐々木俊尚氏はGAFAの課題を「富の集中」と言い切る。上位の富裕層に富が集中している状況を、どこまで社会が許容できるのかが問われていると指摘する。 【インタビュー】[村上 憲郎] 「陰徳のCSR」、世界が誤解 元グーグル本社副社長兼グーグルジャパン社長の村上憲郎氏は、GAFAはCSRを標榜することのリスクを恐れ、不言実行で取り組んでいると指摘する。GAFAの狙いや課題を聞いた。 事例[アメリカ] IT先進として評価 地域への貢献に課題 米国生まれのテクノロジー企業であるGAFAは、今や世界を取り巻く様々な場面で、影響力を増している。特に欧州各国から脅威とみなされ、訴訟問題に発展している一方、米国内では一般的に「先進的なイノベーション企業」とみなされ、多くの場面で高い評価を受けている。敵対する意見がぶつかり合う中で、今大企業の社会的責任に注目が集まる。 事例[フランス] 欧州に強い不信感 GAFA税巡り議論 欧州人はGAFAに不信感を抱いており、その傾向は東欧より西欧で強い。欧州の8割の人がEU(欧州連合)にデジタル税(GAFA税)を導入すべきだと考えているが、2018年末に全加盟国の同意が得られず、EUは導入を見送った。フランス、スペインなど独自に導入を決めた国もあるが、フランスのNGOや労組はGAFAへの課税に世界的な枠組みを求めている。 ◆Social Design Gallery プノンペン、経済発展に潜む闇 ◆art 高橋さとみの切り絵ワールド──操り人間 ◆column オルタナ魂(森 摂) GAFAと世界の「分断と対立」 ◆interview [一般財団法人日本民間公益活動連携機構・二宮 雅也理事長] 休眠預金まず30億円 課題解決を支援へ ◆columns [連載]オルタナティブの風(田坂 広志) 経験の科学から想像の文学へ [連載]エゴからエコへ(田口 ランディ) ナウシカ、再び。 ◆agriculture ・農業トピックス(西村 ユタカ) ・[連載]日本農業 「常識」と「非常識」の間(徳江 倫明) 農業ベンチャーと「家族農業の10年」 ◆forestry ・林業トピックス(オルタナ編集部) ・[連載]「森を守れ」が森を殺す(田中 淳夫) 林業スクールの講師が危ない ◆fishery ・ 漁業トピックス(瀬戸内 千代) ・[連載]人と魚の明日のために(井田 徹治) ウナギ漁ブームに沸くインドネシア ◆fair trade ・フェアトレードトピックス(中島 佳織) ・ [連載]フェアトレードシフト(中島 佳織) フェアトレードのお金は届いているか ◆fundraising ・ ファンドレイジングトピックス(宮下 真美) ・[連載]社会イノベーションとお金の新しい関係(鵜尾 雅隆) 「1パーセント」の可能性 ◆circular economy ・廃棄物・静脈物流トピックス(エコスタッフ・ジャパン) ・[連載] 論考・サーキュラーエコノミー(細田 衛士) SDGsとサーキュラーエコノミー ◆[連載]オルタナティブな空間(馬場 正尊) 西川口に垣間見る日本の近未来 ◆[連載] 欧州CSR最前線(下田屋 毅) 拡大する人権デューディリ法 ◆CSRトピックス(CSR48) ◆alterna S presents [連載]オルタナSな若者たち ITで若年介護者の孤立防ぐ ◆[連載]KIYOの哲学 考察編(南 清貴) ヒドロキシノネナールの怖さ ◆[連載] エコでヘルシーな食空間(岡村 貴子) 笑顔が行き交う憩いの場 ◆[連載]エシカル・ファッションの旗手たち(生駒 芳子) リサイクルが生む新たなラグジュアリー ◆[連載]世界のエコホテル巡礼(せきねきょうこ) 日本最大級の木造ホテル ◆[連載]間違いだらけの自転車選び(山本 修二) 価格破壊のロングテールバイク ◆alterna SELECT 編集部おすすめの逸品たち 梅雨を楽しむこだわり傘で、脱使い捨て ◆CSR経営者フォーラム CSR経営者フォーラム 19年春 例会 ◆読者の声&プレゼント ◆flash fiction [連載]「こころざし」の譜(希代 準郎) もうひとつの家族
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オルタナ56号(2019年3月29日発売)
¥880
★お届け先がご勤務先の場合、お名前欄かご住所欄に社名もご入力願います。社名がなく、宛先不明でお届けできない事がよくございます。 今号の表紙:坂本 龍一(音楽家) 1952年、東京生まれ。東京芸術大学大学院修士課程修了。アカデミー賞作曲賞、ゴールデングローブ賞最優秀作曲賞など受賞多数。音楽活動のほか、環境・平和活動に関わることも多く、森林保全団体「more trees」を設立するなど、活動は多岐にわたる。 feature story SDGsビジネス戦略:アウトサイドインは昭和と海外に学べ SDGs(持続可能な開発目標)が2015年9月に国連で採択されて、3年半が経った。経営者によるSDGsの認知度は1年間で36%から59%に急上昇し(2018年)、日本はSDGsをいかに経営に取り込むかが問われる第2ステージに突入した。最大のキーワードは「アウトサイドイン」アプローチで、そのヒントは「昭和」や「海外」にある。 事例[英国] 飲食店が無料でリフィル 深刻化する海洋プラスチック問題。分別やリサイクルを進めているが、急務なのは「削減」だ。ニュースキャスターだったナタリー・フェーさんはペットボトルの大幅削減を目指す「リフィル」(REFILL)プロジェクトを立ち上げ、その取り組みは英国全体に広まりつつある。(栗田 路子=ブリュッセル) 事例[ベルギー] 食品ロスを極上の料理に 農作物の地産地消にこだわり、食品ロスを避け、身体にも心にも至福の食体験を愛しみながら、持続可能な社会を希求する─。ベルギーの首都ブリュッセルでは、イートモスフィアが手掛ける新たな食のビジネスモデルが着実に育っている。捨てられる食材をもらい受け、極上の料理に仕立てる取り組みだ。(栗田 路子=ブリュッセル) 事例[ドイツ] 途上国の無電化地域に「光」 世界では10億人以上が無電化地域で生活し、薪で調理したり、灯油ランプを使ったりしている。電気があれば、その有害煙による病死を減らせ、火事の心配も不要で、大気汚染も軽減できる。ソーラーキオスク社は、そんな途上国の課題を一挙に解決できる画期的なシステムを開発した。(岩澤 里美=チューリヒ) 事例[フランス] 失業者の社会復帰めざす フランスの街角に「ル・ルレ(拠点)」と書かれた大きなボックスがある。不要な衣類や靴を入れると、ル・ルレ社が回収に来てリサイクルする仕組みだ。慈善団体エマウスグループの一員であるル・ルレ社は、リサイクル事業を通じて失業者を社員として雇い、希望する職種に就けるように研修まで請け負う。(羽生 のり子=パリ) 事例[ニュージーランド] 伝統織物で2国の女性支援 クローマ&コーは、ニュージーランドを拠点にカンボジア伝統の織物「クローマ」をネット販売する。取り引きを通じて織り手を、販売利益でカンボジアとニュージーランド両国の、問題を抱える女性や女児を支援している。「支援されれば女性はそれを社会に還元する」というのが同社の信条だ。(クローディアー 真理=ニュープリマス) 事例[ドイツ] 障がい者が和紙で箱作り ドイツの首都ベルリンにある障がい者施設USE(ユニオン社会的施設公益株式会社)では、壁塗りや大工仕事、裁縫、金属加工、印刷、ケータリングなどさまざまな部門で、約1千人が働いている。同施設で作られるおしゃれな箱は人気商品の一つだ。日本製の紙を使って、精神障がいがある28人が製作している。(田口 理穂=ハノーファー) 事例[中国] 足で操作、ネット通販開花 「人が手でやることは、僕は足でやる」。両腕の無い陳茲方さんは、強じんな意志力でスマホやITを両足で使いこなしネット店舗を開設。外部市場から隔たれた貧困農村の農産品を中国全土の消費者に販売し地元農家を支援している。中国のネットビジネスブームの一角で陳さんの事業は大きく成長している。(斎藤 淳子=中国) 事例[日本] 手作りソープで自立支援 神奈川県小田原市に、丁寧な手作業でアートソープ「リィリィ」を生産するせっけん工房がある。ここで働く25人の職人は、全員が障がい者だ。しかし、それを伝えるかどうかは関係なく、フォトジェニックで高品質な商品の魅力が客を呼び、発売後すぐに軌道に乗った。(海洋ジャーナリスト・瀬戸内 千代) alterna person 坂本 龍一(音楽家)「個人も企業も反自然的な存在」 世界的な音楽家、坂本龍一氏は2007年、森林保全活動を行う非営利団体「more trees(モア・トゥリーズ)」(東京・渋谷)を立ち上げた。東日本大震災の被災地や福島の避難区域、石木ダム計画の建設予定地(長崎県)などにも足を運ぶ。こうした社会的活動に取り組み続けて達した結論は「人間も企業も『反自然的な存在』。だからこそ自覚を持つべきだ」と話す。その真意を聞いた。 2 Social Design Gallery 海を隠す巨大な壁 10 art 高橋さとみの切り絵ワールド──来訪者 11 column オルタナ魂 森 摂 「SDGs」を死語にしてはいけない 12 feature story 26 alterna person 34 report 環境省のSDGsアウトサイドイン・ビジネスラボ「ウィルラボ」事業拡大のステップ確立へ 36 low carbon cup 2018 植物ゼロの砂地が緑豊かな工場へ花王 鹿島工場の森づくり columns 41 オルタナティブの風 田坂 広志 人工知能の発達と人間精神の成熟 43 エゴからエコへ 田口 ランディ 黄金の国の復活 agriculture 44 農業トピックス 西村 ユタカ 45 日本農業 「常識」と「非常識」の間 徳江 倫明 GAPと有機、オリパラ以降の日本農業 forestry 46 林業トピックス オルタナ編集部 47 「森を守れ」が森を殺す 田中 淳夫 地球上の森が増えていたワケ fishery 48 漁業トピックス 瀬戸内 千代 49 人と魚の明日のために 井田 徹治 低迷続く日本の漁業資源、SDGsは未達成に fair trade 50 フェアトレードトピックス 中島 佳織 51 フェアトレードシフト 中島 佳織 バナナの本当の価格(トゥルー・コスト)とは fundraising 52 ファンドレイジングトピックス 宮下 真美 53 社会イノベーションとお金の新しい関係 鵜尾 雅隆 SDGs時代のイノベーティブファイナンス circular economy 54 廃棄物・静脈物流トピックス エコスタッフ・ジャパン 55 論考・サーキュラーエコノミー 細田 衛士 日本人として、食品廃棄物問題を考える 56 オルタナティブな空間 馬場 正尊 工作的建築の新たな拠点、ハンディラボ 59 欧州CSR最前線 下田屋 毅 企業による人権侵害の実態 60 CSRトピックス CSR48 alterna S presents 62 オルタナSな若者たち 親子3代で「安全な食」追求 64 KIYOの哲学 考察編 南 清貴 「ぬか漬け」で腸内環境を整える 65 エコでヘルシーな食空間 岡村 貴子 麻の魅力を存分に味わえる 66 エシカル・ファッションの旗手たち 生駒 芳子 アートで表現する有松絞り 68 世界のエコホテル巡礼 せきねきょうこ 世界一美しいオーガニック茶畑 70 間違いだらけの自転車選び 山本 修二 優れたデザインの自転車に乗る alterna SELECT 71 ランチ、何で食べて生きていく? CSR executive forum 72 CSR関東 CSR中国 76 読者の声&プレゼント flash fiction 78 「こころざし」の譜 希代 準郎 「黒い正方形」の迷宮
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オルタナ55号(2018年12月17日発売)
¥880
★お届け先がご勤務先の場合、お名前欄かご住所欄に社名もご入力願います。社名がなく、宛先不明でお届けできない事がよくございます。 February 2019 vol.55 contents 今号の表紙 米良 はるか 2012年慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科修了。2011年3月日本初のクラウドファンディングReayforを立ち上げ。World Economic Forumグローバルシェイパーズ2011に選出され、日本人最年少でダボス会議に参加。 _撮影:廣瀬 真也(spread) 2 Social Design Gallery ゴミ山に生きる移民たち 5 special interview 米良 はるか(READYFOR創設者) 思いを乗せたお金を届ける 8 art 高橋さとみの切り絵ワールド──呼吸する森 9 column オルタナ魂 森 摂 サステナビリティの知見はNGOに social business around the world 10 [欧州編/フランス]難民の母国料理をケータリングで 11 [欧州編/デンマーク]発光する藻類で青く光るエコランプ 12 [アジア編/日本]消滅可能性都市から日本一住みたいまちへ 14 feature story 1 SDGsウォッシュ 回避への9行動 リード文─── SDGs(持続可能な開発目標)が2015年に国連で採択されて3年が経った。今や多くの政治家や官僚、企業幹部が胸にSDGsのバッジを着けている。だが、政府も企業も、そのバッジにふさわしい行動をしているか。「SDGsウォッシュ(取り組んでいるフリをすること)」と言われないための、必要な行動を9つ掲げた。 ①気候変動/タラノア対話への参加を ②カーボンプライシングへの備えを ③「フードロス」削減の取り組みを ④持続可能な「天然ゴム」調達を ⑤持続可能な「パーム油」調達を ⑥RE100/自然エネルギーの導入を ⑦「脱・使い捨てプラスチック」を ⑧サーキュラーエコノミーへの備えを ⑨外国人労働者の適切な雇用を [タラノア対話] パリ協定の重要要素 パリ協定採択時に実施が決定していた「タラノア対話」。世界の気温上昇を抑制し、削減目標強化の「切り札」として役割を期待されている。しかし、「タラノア対話」の認知度は上昇したが、内容についての理解度はまだ低い。タラノア対話の役割とCOPとの関連性を解説する。 WWFジャパン気候変動・エネルギーグループ・グループ長=山岸 尚之 [カーボンプライシング] 「社内版」、わずか47社 カーボンプライシングとグリーンボンドにおける施策の強化やルール作りの議論が活発化している。カーボンプライシングは、二酸化炭素(CO2)排出コストを経済に組み込む仕組み。グリーンボンドは、環境関連事業の資金調達のために発行する債券のことだ。 「環境・持続社会」研究センター(JACSES)事務局長=足立 治郎 [フードロス] リデュースが不十分 世界の環境配慮のキーワードは3R(スリーアール)。食品(フード)ロス削減に言及する食品リサイクル法でも、3Rの最優先のリデュース(廃棄物の発生抑制)を中心に基本方針を決めている。しかし、メディアも世間も、リユース(再利用)やリサイクル(再生利用)に過剰に傾きがちだ。 office 3.11 代表取締役/食品ロス問題専門家=井出 留美 [天然ゴム] 持続可能性問われる 持続可能な天然ゴムのための新たなグローバルプラットフォーム「GPSNR」が10月に発表された。WBCSD傘下で世界的なタイヤメーカー11社で構成されるTIPが発表したもので、天然ゴムの生産や利用が、より環境や社会に配慮した方法で行われることを目指す。_ WWFFジャパン自然保護室森林グループ=古澤 千明 [パーム油] 消費者の認知、不十分 6月に持続可能なパーム油のための調達コードが、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会から公表された。世界で最も消費量の多い植物油脂であるパーム油の環境面・社会面が考慮されるのは東京大会が史上初めてとなる。企業も2020年に向けて動き出した。_ グリーン購入ネットワーク事務局=金子 貴代 [RE100] 非化石証書にも課題 世界中の企業が自然エネルギーの利用拡大に懸命だ。自然エネルギーを利用して気候変動に取り組まないと、投資家や取引先から敬遠される時代になった。しかし日本では自然エネルギーの電力が限られている。そこで「非化石証書」に注目が集まるが、課題も多い。 _自然エネルギー財団自然エネルギービジネスグループマネージャー=石田 雅也 [脱プラスチック] 生分解性プラに期待 世界でプラスチック利用を見直す動きが加速している。少しでも環境負荷の少ないものを選びたい企業にとって、認証や規格は大切な指標だ。国際標準化機構(ISO)では今、生分解性プラスチックの規格新設や改訂が急速に進んでいる。 海洋ジャーナリスト=瀬戸内 千代 [サーキュラーエコノミー] 欧州が先行、政策強化 地球には限界があることを考えずにこのまま資源を使い続けると資源は枯渇する。サーキュラーエコノミーは、経済システムや社会全体の仕組みを変えるという大局的見地からの根本的な変革を求め、達成するにはパラダイムシフトが必要とされる。 サステイナビジョン代表取締役/ASSC代表理事=下田屋 毅 [外国人労働者] 下請け構造の直視を 人手不足解消に向け外国人労働者受け入れ拡大が議論されている。しかし、「奴隷制度」と国際的批判が高まる技能実習制度を存続したまま適切な受け入れができるのか。産業界は、背景にあるコスト削減など下請け問題解決に協働して取り組めるかが問われている。 The Global Alliance for Sustainable Supply Chain:ASSC理事=和田 征樹 26 alterna person 本田 英一(日本生活協同組合連合会・代表理事会長) 地域と事業の未来、SDGsで創る 総組合員数2873万人の全国の生協が加盟する日本生活協同組合連合会(日本生協連)が2018年6月、「コープSDGs(持続可能な開発目標)行動宣言」を発表した。なぜ今、SDGsに取り組むのか。本田英一日本生協連代表理事会長は「その背景には、事業を通じて社会課題の解決を目指すという生協のパーパス(存在意義)がある」という。 30 report 環境省のSDGsアウトサイドイン・ビジネスラボ「ウィルラボ」 事業で環境課題解決へ 32 feature story 2 「サステナブルの先を行く」 英LUSHのリジェネレーション戦略 英国発化粧品ブランドのLUSH(ラッシュ)は2018年9月23─24日、英マンチェスターで「ラッシュ・ショーケース2018」を開催した。世界49カ国からショップマネージャーや社員、顧客らのべ1万人以上が一堂に会す同社最大のイベントだ。「リジェネレーション」(regeneration:再生可能性)を打ち出す同社のサステナビリティ戦略に迫った。 columns 37 オルタナティブの風 田坂 広志 最先端科学が育む宗教的情操 39 エゴからエコへ 田口 ランディ 生ゴミか資源か agriculture 40 農業トピックス 西村 ユタカ 41 日本農業 「常識」と「非常識」の間 徳江 倫明 英国で感じた「ローカリズム」の息吹 forestry 42 林業トピックス 編集部 43 「森を守れ」が森を殺す 田中 淳夫 「熱のFIT」で里山の保全を fishery 44 漁業トピックス 瀬戸内 千代 45 人と魚の明日のために 井田 徹治 違法漁業の巨大な損害、対策が急務 fair trade 46 フェアトレードトピックス 中島 佳織 47 フェアトレードシフト 中島 佳織 下落するコーヒー相場、農家が悲鳴 fundraising 48 ファンドレイジングトピックス 宮下 真美 49 社会イノベーションとお金の新しい関係 鵜尾 雅隆 人生を幸せにする意外な秘けつ circular economy 50 廃棄物・静脈物流トピックス エコスタッフ・ジャパン 51 論考・サーキュラーエコノミー 細田 衛士 焼却処理は循環経済に逆行するか 52 オルタナティブな空間 馬場 正尊 「公共空間」を舞台にした官民逆転の発想 55 欧州CSR最前線 下田屋 毅 企業の情報開示の意味 56 CSRトピックス CSR48 alterna S presents 58 オルタナSな若者たち 本田圭佑の社会貢献支える 60 KIYOの哲学 考察編 南 清貴 「超加工食品」に潜む健康リスク 61 エコでヘルシーな食空間 岡村 貴子 韓国の薬膳・発酵食を親しめる店 62 エシカル・ファッションの旗手たち 生駒 芳子 エシカルを広めるアプリを開発 64 世界のエコホテル巡礼 せきねきょうこ アルプスを一望、スイスのエコホテル 66 間違いだらけの自転車選び 山本 修二 米国から冒険自転車、普段乗りにも alterna SELECT 67 もう「ムダ」は生まない、アップサイクル CSR executive forum 68 CSR関東 CSR九州 72 読者の声&プレゼント flash fiction 74 「こころざし」の譜 希代 準郎 ホームレス歌人
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オルタナ54号(2018年9月28日発売)
¥880
今月号の表紙 滝川クリステル(たきがわ・くりすてる)1977年フランス生まれ。一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル代表。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会顧問。WWFジャパン顧問。現在、『教えてもらう前と後』(毎日放送)でMCを務める。(撮影:高橋 慎一) 【誌面ではスペシャルインタビュー「声も出せず、葬られる動物」を掲載】 feature story ストローは序章 世界同時「脱プラ」の衝撃 海洋プラスチック問題を機に、世界では「脱・使い捨てプラスチック」の動きが加速している。英国では2019年に禁止の予定で、EUも追随する情勢だ。日本企業が無視や放置をすれば大きな「CSRリスク」になりかねない。日本政府も、このまま放置すれば海外からの批判は免れない。「ストロー」は序章に過ぎない。 次のCSRリスク(本誌まとめ) ①レジ袋、PETボトル、ガムなど ②その他、生態系に大きな影響を与える素材 ③外国人労働者の人権・労働・待遇問題 ④アニマルウェルフェア(動物福祉) ⑤パーム油に続く天然ゴムなど熱帯の産品 ⑥電力のトレーサビリティ ⑦その他、SDGsの精神を軽視する企業行動 ・世界で進む「脱プラスチック」の動き ・主要外食企業によるストローの取り組みアンケート ・主要コンビニに聞いたレジ袋施策 [アディダス] NGOと連携、危機を商機へ 海洋プラスチック汚染が騒がれるなか、独アディダスではNGOと組んで、危機を商機に変えた。海のプラスチックゴミを原料にしたシューズやユニフォームなどを開発し、サステナブルなブランディングに取り組む。 [ピリカ] 科学技術で流出経路特定へ 科学技術で環境問題の解決に取り組むベンチャー企業ピリカ(東京・渋谷)は、海を漂うプラスチックごみの流出経路の解明へ向けて調査を開始した。流出経路を特定することで、プラごみ問題を解決する「エンジン」になりそうだ。 [英国] 2042年までに脱プラ ボトムアップで実現 英国政府は2018年1月、「2042年までに脱プラ社会を実現する」と宣言した。政府が思い切った環境対策に踏み出すきっかけは、業界や国民など民間レベルでの意識の盛り上がりに押されたケースが多い。脱プラ宣言の背景に何があったのか。 [フランス] レジ袋禁止法から2年 リサイクルに課題 フランス政府が2016年7月1日に発効した石油由来のレジ袋禁止法の効果が着実に出てきた。レジ袋は有料になり、消費者の間でエコバッグ持参が定着した。一方で、植物原料の生分解性プラスチックボトルの普及が進むなか、企業に課される環境分担金がその発展を阻害するといった現状もある。 alterna person 日色 保(ジョンソン・エンド・ジョンソン社長) 「クレドー」は経営の暴走を許さない 「企業は顧客、社員、地域社会、株主に対して責任をもたなければならない」。ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の「我が信条(Our Credo/クレドー)」はビジネスにおけるあらゆる場面で判断基準になっているという。「良い会社」とはどうあるべきか、日色保社長に経営論を聞いた(肩書は2018年7月の取材当時)。 2 Social Design Gallery ウユニ塩湖に眠るレアメタル 8 art 高橋さとみの切り絵ワールド──企業にはカオがある 9 column オルタナ魂 森 摂 水蒸気フィードバックと豪雨被害 social business around the world 10 [欧州編/オランダ]運河のごみ釣りツアー、ボートはPET再利用 11 [アジア・オセアニア編/ニュージーランド]QR付きTシャツで難民の体験を共有 12 [北米編/米国]NYで注目高まるアップサイクル家具 columns 35 オルタナティブの風 田坂 広志 多重人格のマネジメント 37 エゴからエコへ 田口 ランディ フィンドホーンの今 agriculture 38 農業トピックス 西村 ユタカ 39 日本農業 「常識」と「非常識」の間 徳江 倫明 有機JAS認証が次に目指すべきもの forestry 40 林業トピックス 編集部 41 「森を守れ」が森を殺す 田中 淳夫 深刻な森林の獣害に眼を向けよう fishery 42 漁業トピックス 瀬戸内 千代 43 人と魚の明日のために 井田 徹治 市場の「黒いウナギ」、6割超が出所不明 fair trade 44 フェアトレードトピックス 中島 佳織 45 フェアトレードシフト 中島 佳織 「自称フェアトレード」を見破る英国市民 fundraising 46 ファンドレイジングトピックス 三島 理恵 47 社会イノベーションとお金の新しい関係 鵜尾 雅隆 組織内外をつなぐ担い手(バウンダリースパナー)を育てよ circular economy New 48 廃棄物・静脈物流トピックス エコスタッフ・ジャパン New 49 論考・サーキュラーエコノミー 細田 衛士 廃プラ問題、レジ袋有料化はすぐできる 50 オルタナティブな空間 馬場 正尊 行政プロセスの大逆転、今年も佐賀で 53 欧州CSR最前線 下田屋 毅 国際人権条約は道半ば 54 CSRトピックス CSR48 障がい者も働ける花屋さん 他 alterna S presents 56 オルタナSな若者たち 「眠る宝」で里山を活性化 60 KIYOの哲学 考察編 南 清貴 健康に不可欠な「植物栄養素」とは 61 エコでヘルシーな食空間 岡村 貴子 鎌倉の食材店、人と素材の架け橋に 62 エシカル・ファッションの旗手たち 生駒 芳子 パレスチナ刺繍と着物文化をつなぐ 64 世界のエコホテル巡礼 せきねきょうこ 渓流沿いに佇むエコ旅館の歩み 66 間違いだらけの自転車選び 山本 修二 長く乗るなら競わない自転車を選ぶ alterna SELECT 67 編集部おすすめの逸品たち 選択肢にアニマルウェルフェア CSR executive forum 68 CSR北海道 CSR関東 CSR関西 72 読者の声&プレゼント flash fiction 74 「こころざし」の譜 希代 準郎 白い帆船、私の「恩送り」
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オルタナ53号(2018年6月29日発売)
¥770
今号の表紙 伊勢谷 友介(いせや・ゆうすけ) 俳優、映画監督、カクトエンタテインメント所属・株式会社リバースプロジェクト代表。1976年、東京都生まれ。東京藝術大学美術学部修士課程修了。大学在学中、ニューヨーク大学映画コースに短期留学し、映画制作を学ぶ。(撮影:三浦 安間) 【誌面ではスペシャルインタビュー「SDGsを共通の指標に」を掲載】 feature story 世界企業/NGOのパワーバランス We Mean Businessとは? 世界では今、企業とNGO(非政府組織)が大同団結して「サステナブル(持続可能)な経済社会」を目指す新たな「うねり」が起きている。企業とNGOが対立していた20世紀型の関係から脱皮し、脱炭素や地球環境、人権などの問題において独自の基準を作り、影響力を広げる。その旗手が「ウィ・ミーン・ビジネス(We Mean Business)」同盟だ。 [コラム] NGOの存在感顕著 企業は俯瞰視点を 藤井 敏彦・多摩大学大学院客員教授 「対話なき開発」に限界 サステナビリティ(持続可能性)のトップランナー企業はNGO/NPOとの対話を進め、社会的課題の解決に正面から向き合い始めた。一方で、旧態依然とした対立構造から抜け出せない事例もある。_ [アニマルウェルフェア] 経営課題に「動物」 潮流は日本にも 欧米ではアニマルウェルフェア(以下AW)に対応することが、企業にとっては重要な経営課題の一つだ。230兆円を運用する機関投資家が動物福祉に関する宣言に署名し、畜産のあり方を問題提起する投資家のイニシアチブも生まれた。この流れは日本にも波及するだろう。_ [米国] 「NPOコラボ2.0」加速 米国のNGOやNPOは、政府からの支援が減少しつつある一方で、企業とNPOが「コラボレーションする時代」を迎えた。パートナーとしてお互いWin-Winの関係を築ける活動を促しているのだ。スタンフォード大学が発行する、「ソーシャルイノベーションレビュー」に寄稿したNPOのマーケティング専門家ピーター・パネペント氏は、こうしたNPOの活動を「NPOコラボレーション2.0」と呼んでいる。 [フランス] 「アメ」と「ムチ」で 企業の方向転換促す フランスのNGOは、倫理に反する活動や安全を脅かす活動をする企業を告発するキャンペーンを張ることが多い。方法は「アメとムチ」。SNSやメディアで企業を叩き、反響に驚いた企業が折れてきたら企業の方向転換を支援する。ところが政府が準備している法律で、NGOと企業の告発・協力関係に暗雲が漂い始めた。 [中国] 環境NGOが急成長 多国籍企業動かす 平坦でない中国のNGO活動の中で、環境NGOのIPEは一貫して環境情報の公開を促進。末端の工場にも「相手にされない」NGOからフォーチュン500企業も頼る存在に成長した。そのカギは賢いターゲット設定に加え、圧力と「協力的アプローチ」、ITの駆使や巧みなデータ活用・広報戦略などにありそうだ。 [ダイベストメント] ダイベストメントで 競争力が問われる 化石燃料関連事業や企業からの投融資撤退(ダイベストメント)が世界的に拡大している。総額6兆ドルと試算される動きは、パリやニューヨークなど大都市をはじめ世界の有名大学でも起きている。国内でも4月以降、日本生命が新規の石炭火力発電所建設のための投融資停止を検討中と明かすなど動きはあるが、まだ足踏み状態だ。 alterna person 筒井 隆司(WWFジャパン事務局長) NGOとの連携は企業の生存競争 NGOと企業のグローバル規模での連携が急速に進んでいる。その背景について、世界自然保護基金(WWF)ジャパン(東京・港)の筒井隆司事務局長は「企業がNGOと組み、社会的課題に率先して取り組むことで、より持続的な存在になるため」と、企業が生き残りをかけて取り組んでいると分析する。ソニーで33年間、主に海外営業畑を歩み、自身も電機業界でさまざまな政策渉外活動や対外交渉を経験した筒井事務局長は今、NGOの立場で新たなパートナーシップを模索する。 2 Social Design Gallery パキスタンの無法地帯、トライバルエリア 8 art 高橋さとみの切り絵ワールド──地球に住んでいるから 9 column オルタナ魂 森 摂 NGOと切磋琢磨(せっさたくま)できる土壌を social business around the world 10 [欧州編/イギリス]コーヒーかすが家庭用燃料に 11 [アジア・オセアニア編/パキスタン]トランスジェンダー、パキスタン初の専用校 12 [アジア編/日本]京都の過疎地、インバウンドで脚光 14 feature story columns 37 オルタナティブの風 田坂 広志 人工知能革命と人間力 39 エゴからエコへ 田口 ランディ 「セブ島語学留学事情」 agriculture 40 農業トピックス 西村 ユタカ 41 日本農業 「常識」と「非常識」の間 徳江 倫明 「土」と「種」から離れる農業 forestry 42 林業トピックス 編集部 43 「森を守れ」が森を殺す 田中 淳夫 針広混交林の長短を考える fishery 44 漁業トピックス 瀬戸内 千代 45 人と魚の明日のために 井田 徹治 乱獲のヒットエンドラン fair trade 46 フェアトレードトピックス 中島 佳織 47 フェアトレードシフト 中島 佳織 チョコレートはこの先もなくならない? fundraising 48 ファンドレイジングトピックス 三島 理恵 49 社会イノベーションとお金の新しい関係 鵜尾 雅隆 A-PAD、ノーベル平和賞へ 50 オルタナティブな空間 馬場 正尊 仙台の勾当台公園で社会実験 53 欧州CSR最前線 下田屋 毅 五輪をサーキュラー・ゲームに 54 CSRトピックス CSR48 楽天、未来を変える買い物を提案 他 56 KIYOの哲学 考察編 南 清貴 亜麻仁油入りマヨネーズの危険性 57 エコでヘルシーな食空間 岡村 貴子 味噌の魅力を伝える専門レストラン 58 エシカル・ファッションの旗手たち 生駒 芳子 自然の恵みを宿した錬金術的ジュエリー 60 世界のエコホテル巡礼 せきねきょうこ 自然との共存と発想の転換 62 間違いだらけの自転車選び 山本 修二 作り手の想いが見える自転車を選ぶ 63 オルタナSELECT 編集部おすすめの逸品たち これからは脱プラスチック 68 CSR executive forum CSR経営者フォーラム CSR関東/CSR九州 72 読者の声&プレゼント 74 flash fiction 「こころざし」の譜 希代 準郎 三十一文字の遺書
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オルタナ52号(2018年3月30日)
¥770
今号の表紙 垣内俊哉(かきうち・としや) 1989年、岐阜県生まれ。ミライロ代表取締役社長、日本ユニバーサルマナー協会代表理事。「バリア」(障がい)をバリュー(価値)に変える「バリアバリュー」を掲げ、2010年にミライロを設立した。ユニバーサルマナー検定などを展開している。撮影:福地 波宇郎 ◆第一特集 サステナブル・ブランド国際会議2018東京 「グッド・ライフ」はブランド選別の新基準 「サステナブル・ブランド国際会議2018東京」(主催・博展)が3月1─2日、都内で開催された。サステナブル・ブランド国際会議(Sustainable Brands)は現在世界12都市で順次開催されており、日本での開催は2回目。今年度の世界共通テーマ「グッド・ライフの再定義」のもと、登壇者が熱い議論を繰り広げた。 基調講演 「量的」から「質的」な豊かへ 小宮山 宏・三菱総合研究所 理事長 SDGs達成へ自ら貢献したい 中田 誠司・大和証券グループ本社社長 CEO 社会ニーズで事業創出 立石 文雄・オムロン取締役会長 気候変動で解決策を示せ ソリティア・タウンセンド・Futerra(フテラ)共同創業者 Keynote Speach 持続可能性を高めトレード・オンへ 新浪 剛史(サントリーホールディングス社長) Good Life 2.0 持続可能性目指す企業行動に期待 SDGs戦略 1 SDGsとビジネス 戦略的な統合目指せ SDGs戦略 2 SDGsの取り組み 長期的な視野が重要 サステナブル・ブランディング 持続可能性は付加価値 社員・顧客・学生に訴求 サステナブル・マネジメント サステナビリティ経営 味の素ら3社が議論 ESG 投資 ESG情報開示 長期的な企業価値に ミレニアル・Z世代 「関係構築型」の マーケティングへ 地方創生 「地方創生」のカギ 企業が担う役割とは CSV アイデアソン 多様な参加者、多彩なアイデア ◆第二特集 第2回グリーン・オーシャン大賞 大賞にラッシュジャパン 環境大臣賞は山城萱葺(かやぶき) 社会課題の解決を起点にしたビジネスモデルを表彰する第2回「グリーン・オーシャン大賞」(主催・オルタナほか、後援・環境省ほか)の審査会と表彰式が3月1日、サステナブル・ブランド国際会議2018東京会場で開かれた。大賞には化粧品メーカーのラッシュジャパン(神奈川県)が、環境大臣賞には住民協働による萱の調達を行う山城萱葺(京都府)など合計28社・団体を表彰した。 2 Social Design Gallery 亡命チベット人学校、「チベット子ども村」 6 art 高橋さとみの切り絵ワールド──まわるまわる 7 column オルタナ魂 森 摂 サステナビリティとCSR/CSV social business around the world 8 [欧州編/スイス]コンセントで充電可能、話題の2人乗りミニカー 9 [欧州編/オーストリア]緑のコーヒー豆飲料、若手起業家が開発 10 [アジア編/日本]手づくりにこだわり、塩釜の桜で地域活性化 34 columns オルタナティブの風 田坂 広志 深く考える力 35 エゴからエコへ 田口 ランディ メガネの特別な事情 agriculture 36 農業トピックス 西村 ユタカ 37 日本農業 「常識」と「非常識」の間 徳江 倫明 「もう一つの選択」 forestry 38 林業トピックス 編集部 39 「森を守れ」が森を殺す 田中 淳夫 異常な「林業の成長産業化」政策 fishery 40 漁業トピックス 瀬戸内 千代 41 人と魚の明日のために 井田 徹治 地球温暖化が脅かす漁業 fair trade 42 フェアトレードトピックス 中島 佳織 43 フェアトレードシフト 中島 佳織 フェアトレード商品購入者は意識高すぎ? fundraising 44 ファンドレイジングトピックス 三島 理恵 45 社会イノベーションとお金の新しい関係 鵜尾 雅隆 「市場の見えざる心」が生きる時代 46 オルタナティブな空間 馬場 正尊 公園に泊まろう!公共空間で新しい実験 49 欧州CSR最前線 下田屋 毅 エクスポネンシャル・シンカー 50 CSRトピックス CSR48 HAPPY WOMAN FESTA2018 他 54 KIYOの哲学 考察編 南 清貴 認知症をどう予防するか 55 エコでヘルシーな食空間 岡村 貴子 木の温もりを感じホッと一息 56 エシカル・ファッションの旗手たち 生駒 芳子 ウガンダ支援のおしゃれ雑貨を発信 58 世界のエコホテル巡礼 せきねきょうこ ダイナミックで持続可能な開発 60 間違いだらけの自転車選び 山本 修二 スポーツバイクデビューは女性専用ブランドで 61 オルタナSELECT 編集部おすすめの逸品たち 春からの新生活にエシカル・グッズを 62 CSR executive forum CSR経営者フォーラム CSR北海道/CSR関東/CSR四国 66 読者の声&プレゼント 68 flash fiction 「こころざし」の譜 希代 準郎 ナシールウッディンの指輪
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オルタナ51号(2018年2月号)
¥770
今号の表紙 レオナルド・ディカプリオ 1974年、カリフォルニア州生まれ。俳優。1998年にレオナルド・ディカプリオ財団を創設。環境・海洋保全、温暖化、先住民族の権利などの解決に努めている活動を支援しており、これまでに200以上のプロジェクトに8千億円を寄付している。 _提供:GettyImages ◆第一特集 戦略的寄付で課題解決に挑む 2020年、日本の寄付は3兆円規模へ 日本の寄付市場は約1兆5600億円。一人当たりの寄付額は2万7千円と、米国の約4分の1、英国の約3分の1にとどまる。寄付は社会課題の解決に不可欠な武器であり、日本でも2020年に寄付市場を現在の倍にするくらいの推進力が必要だ。企業もNGO/NPOも、戦略的に寄付を集め、使う仕組みづくりが問われている。 スターバックス コーヒー 寄付に比例し地域貢献も 西 友 寄付は「長期的な投資」 ラッシュ 寄付で社内に変化生まれる Tポイント 寄付を起点に新規事業を創出 ニュージーランド 坂道を転がるチョコのレース ドイツ 市民電力推進へ広告会社も協力 米 国 個人寄付のカギは「モバイル」と「少額」 英 国 マッチング型で広がる 中 国 2.4兆円規模の巨大市場 ◆第二特集 パーム油のリスク、企業の対応急務 ◆第三特集 ロンドン大会から学ぶCSR調達基準 ◆オルタナ・パーソン 村上 世彰(投資家) 「寄付」も「投資」も社会変革への意志 2 Social Design Gallery 再稼働に向かう柏崎刈羽原発 6 art 高橋さとみの切り絵ワールド──動き出すとき 7 column オルタナ魂 森 摂 「顧客ニーズ」から「ソーシャルニーズ」へ social business around the world 8 [欧州編/スイス]女性も使いやすい中米産タイヤバッグ 9 [欧州編/ドイツ]ヨガ教室も開く有機のアイス店 10 [アジア編/日本]南ア産のソーラーランプ、雇用と電気を生み出す 35 columns オルタナティブの風 田坂 広志 「新たな常識」が生まれる時代 37 エゴからエコへ 田口 ランディ 「核と鎮魂 市民会議」 agriculture 38 農業トピックス 西村 ユタカ 39 日本農業 「常識」と「非常識」の間 徳江 倫明 ローカリズムと日本農業 forestry 40 林業トピックス 編集部 41 「森を守れ」が森を殺す 田中 淳夫 知られざる増税? 国がめざす森林環境税 fishery 42 漁業トピックス 瀬戸内 千代 43 人と魚の明日のために 井田 徹治 五輪の調達基準は「失格」 fair trade 44 フェアトレードトピックス 中島 佳織 45 フェアトレードシフト 中島 佳織 矛盾しない「地域再生」と「フェアトレード」 fundraising 46 ファンドレイジングトピックス 三島 理恵 47 社会イノベーションとお金の新しい関係 鵜尾 雅隆 「人生100年時代」に寄付の持つ意味 48 オルタナティブな空間 馬場 正尊 欠落は新しい能力の扉を開く 51 欧州CSR最前線 下田屋 毅 海洋プラスチック汚染問題 52 CSRトピックス CSR48 都市と森をつないで10年、未来を考えた銀行選び 他 54 alterna S presents オルタナSな若者たち 編集部 ソーシャルフラワーショップ、障がい者の受け皿へ 56 KIYOの哲学 考察編 南 清貴 食生活の乱れが出生率の低下に 57 エコでヘルシーな食空間 岡村 貴子 無添加・無化調の絶品ラーメン 58 エシカル・ファッションの旗手たち 生駒 芳子 シカの角使う神聖なジュエリー 60 世界のエコホテル巡礼 せきねきょうこ 美しい里山に建つホテル 62 間違いだらけの自転車選び 山本 修二 街乗りに必要な変速機を考える 63 オルタナSELECT 編集部おすすめの逸品たち 冬はコタツでぽかぽか、エシカルグッズ 64 CSR executive forum CSR経営者フォーラム CSR北海道/CSR関東/CSR関西 68 読者の声&プレゼント 70 flash fiction 「こころざし」の譜 希代 準郎 沖縄、おばぁの夜間中学
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オルタナ50号(2017年9月29日発売)
¥770
オルタナ50号の表紙 ジョエル・チェイザレー アクションスポーツギアのレンタルプラットフォーム「StokeShare(ストークシェア)」のCEO。注目の米若手社会起業家。経済的な理由で屋外スポーツの経験がない子どもを支援する「One Watershed」を展開(本誌25ページ参照)。提供:StokeShare ◆feature story 1 ミレニアル世代を動かす6法則 [MeからWeへ] 世界では80年生まれ以降の「ミレニアル世代」が一大勢力となり、米国ではベビーブーマーを抜いて最大の消費者層になった。「物欲がない」「合理的」「仲間や地域との絆を大事にする」などと形容されるこの世代は、日本や世界でどう動くのか。日本企業はどう対応すれば良いのか。 1 ソーシャルブランディング 「顧客(カスタマー)から「パートナー」へ」 2 マーケティング4.0 「デジタル技術で共感得る」 3 ソーシャルデザイン 「合理的でジェンダーレス」 4 ローカル&ナチュラル・プロダクツ 「地域・健康・つながり重視」 5 対面コミュニケーション 「マニュアル撤廃で人間味」 6 世界で拡大する「シェアリング」 「25年には37兆円市場に」 コラム コト消費・モノ消費、双方向で 吉水 由美子(伊藤忠ファッションシステム・マーケティングクリエイティブディレクター) 米国 ミレニアル起業家(ミレニプレナーズ) 利益より社会を重視 欧州 気候変動・動物福祉に関心 中国 富裕層の平均年齢は38歳 ◆alterna person 原田 曜平(博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダー) 若者の心つかめぬ企業に未来ない ◆Low Carbon Cup 2017 「低炭素杯2017」オルタナ最優秀ストーリー賞 厄介な竹を資源に NPOが地域動かす ◆award 第3回 住友理工学生小論文アワード 「21世紀型のイノベーションはどうあるべきか」 ◆social design gallery ラオス多民族国家の教育事情 ◆social business around the world 欧州編/スペイン デザインが行動を変える たためるヘルメット ニュージーランド 貧困児童に生理用品 「不登校」を減らす 日本 アプリでテイクアウト 食品ロス減少へ ◆art 高橋さとみの切り絵ワールド──魔法使いネコ ◆column オルタナ魂 森 摂 オルタナの「存在意義」とは ◆columns オルタナティブの風 田坂 広志 集団的無責任という21世紀の病 エゴからエコへ 田口 ランディ 福祉によってつながる世界 ◆agriculture 農業トピックス 西村 ユタカ 日本農業 「常識」と「非常識」の間 徳江 倫明 メイド・イン・ジャパンとメイド・バイ・ジャパニーズ ◆forestry 林業トピックス 編集部 「森を守れ」が森を殺す 田中 淳夫 ハードウッドの時代 ◆fishery 漁業トピックス 瀬戸内 千代 人と魚の明日のために 井田 徹治 摘発相次ぐウナギの密輸 ◆fair trade フェアトレードトピックス 中島 佳織 フェアトレードシフト 中島 佳織 サステナビリティという名の途上国支配か ◆fundraising ファンドレイジングトピックス 三島 理恵 社会イノベーションとお金の新しい関係 鵜尾 雅隆 「仕組み」先行型のふるさと納税、その行方は ◆オルタナティブな空間 馬場 正尊 新しい廃材の流通とデザイン ◆欧州CSR最前線 下田屋 毅 現代奴隷と人身取引 ◆CSRトピックス CSR48 ◆KIYOの哲学 考察編 南 清貴 抗酸化酵素増やすには生の食材を ◆ エコでヘルシーな食空間 岡村 貴子 美しくなるオーガニックを求めて ◆エシカル・ファッションの旗手たち 生駒 芳子 エシカル推進の立役者 ◆世界のエコホテル巡礼 せきね きょうこ リゾートで象との触れあいに興奮 ◆ 間違いだらけの自転車選び 山本 修二 途上国でも活躍する「カーゴバイク」 ◆オルタナSELECT 内面から輝く秋美人になろう ◆CSR経営者フォーラム CSR北海道/CSR東北/CSR関東/CSR関西 ◆読者の声&プレゼント 読者プレゼント ◆flash fiction 「こころざし」の譜 希代 準郎 「ゲバラの旅」の重さ
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オルタナ49号(2017年6月29日発売)
¥770
◆feature story 1 難民・人権問題でビジネスは無力か 6月20日は国連が定めた「世界難民の日」。欧州を揺らがせたシリア難民問題や、サプライチェーンの人権問題など、CSRの課題として人権問題の重要性が高まっている。日本人には「対岸の火事」に映るかもしれないが、国際社会は課題解決に向けて企業やビジネスにも大きな期待を寄せる。私たちはそれに応えられるだろうか。 <取り組み事例> ・ゴールドマン・サックス証券 ・認定NPO法人難民を助ける会 ・ビッグサム ・池田印刷 ・社会福祉法人伸こう会 ・ファーストリテイリング ・H&M財団 ・アムネスティ日本ほか コラム 難民受け入れの素地 、日本社会にはある 田中 志穂(認定NPO法人難民支援協会(JAR)広報部コーディネーター) ドイツ 人道も多様性も重要 官民挙げて積極受容 米国 トランプ政権に対抗 難民雇用 貫く企業 韓国 「難民法」、アジアに先駆け ◆alterna person 伊藤 和子(ヒューマンライツ・ナウ 事務局長/弁護士) 日本企業の人権問題、成長・リスクの分水嶺 ◆feature story 2 パッシブハウス、第2世代へ 近年、集合住宅や既存の住宅をリノベーションして、パッシブハウスにする動きが広がっている。従来は、環境に配慮した家といえば新築木造戸建てに関心が集まっていた。太陽光発電や高効率設備で省エネ化を図るのではなく、自然の力を利用し、そもそもエネルギーを使わない「パッシブハウス」第2世代の動きを追った。 ◆feature story 3 「援助ではなく取引を」インドで30年の実績 ザ・ボディショップは「援助ではなく取引を」を掲げ、1987年にローカル・コミュニティと直接的で公正な取り引きを行うコミュニティトレード(CT)を開始した。開始から30年で、どのような社会的成果を上げたのか。インド南部マドゥライ市にあるコミュニティトレード取引先第1号のテディ・エクスポートを訪ねた。 ◆social design gallery 南スーダン難民、虐殺から逃れて ◆art 高橋さとみの切り絵ワールド──「有難き仕合わせ」 ◆column オルタナ魂 森 摂 日本の存在感が心配だ ◆social business around the world [欧州編/スイス]「ベジタリアン養殖魚」海も魚も健康に [北米編/米国]レモンを乳房に見立て世界で「乳がん」啓発 [アジア/日本]エシカル9ブランドがオンラインショップに ◆report サステナブル・ブランド国際会議2017デトロイト報告 「グッドライフ」で地球規模の課題解決 ◆columns オルタナティブの風 田坂 広志 「共生」という思想を超えて エゴからエコへ 田口 ランディ 「出版の新潮流」 ◆agriculture 農業トピックス 西村 ユタカ 日本農業 「常識」と「非常識」の間 徳江 倫明 SDGsと世界が目指す農業 ◆forestry 林業トピックス 編集部 「森を守れ」が森を殺す 田中 淳夫 釜石地方森林組合が独自の造林助成 ◆fishery 漁業トピックス 瀬戸内 千代 人と魚の明日のために 井田 徹治 クロマグロの違法漁獲が表面化 ◆fair trade フェアトレードトピックス 中島 佳織 フェアトレードシフト 中島 佳織 東京オリパラでのフェアトレード調達に期待 ◆fundraising ファンドレイジングトピックス 三島 理恵 社会イノベーションとお金の新しい関係 鵜尾 雅隆 マララ財団にみる社会変革の「本質」 ◆オルタナティブな空間 馬場 正尊 日本の働く空間は変わるのか ◆interview モーラ・バンタ(IBMコーポレート・シチズンシップ担当ディレクター) AIやITで社会課題を解決 ◆欧州CSR最前線 下田屋 毅 継承されるトリプル・ボトム・ライン ◆CSRトピックス CSR48 ◆alterna S presents オルタナティブな若者たち メロンパンでコンゴ支援 ◆KIYOの哲学 考察編 南 清貴 工業的食品避け、野生の勘を取り戻そう ◆ エコでヘルシーな食空間 岡村 貴子 オーダーメードの一皿で野菜を満喫 ◆エシカル・ファッションの旗手たち 生駒 芳子 「洋服の直販」で日本のものづくりを再生 ◆世界のエコホテル巡礼 せきね きょうこ 最高級リゾートの最高基準 ◆ 間違いだらけの自転車選び 山本 修二 スポーツ自転車選びは購入前の試乗がコツ ◆オルタナSELECT 夏を彩るオーガニック・エシカルグッズ ◆CSR経営者フォーラム CSR北海道/CSR関東/CSR中部・北陸 ◆読者の声&プレゼント ◆flash fiction 「こころざし」の譜 希代 準郎 わが家の「おはぎ」は名通訳
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【記事バラ売り】【DL】「SDGs(持続可能な開発目標)特集記事」
¥100
オルタナ47号(2017年1月発売)に掲載した「SDGs(持続可能な開発目標)」についての特集記事です。 SDGsが国連で採択されて1年が経過し、グローバル企業や欧州委員会が積極的な動きを見せています。一方、日本では内閣府にSDGs推進本部を設置しましたが、その動きは鈍いです。 SDGs達成への壁、そして、日本企業に期待されることについて取材しました。
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オルタナ48号(2017年3月31日発売)
¥770
◆feature story 1 グリーン・オーシャン大賞2017 社会課題を起点にビジネス創出へ 「社会課題起点のビジネス創出事例」を表彰する「第1回グリーン・オーシャン大賞」が決まった。大企業と中堅・中小企業に分けて審査し、大賞/金賞(中堅・中小企業)にはボーダレス・ジャパン(東京・新宿、田口一成社長)が、金賞(大企業)にはLIXILがそれぞれ選ばれた。このほか銀賞4社、銅賞4社、優秀賞11社、優良12社の合計33社が受賞した。 ◆識者コラム 社会性・事業性・独自性で審査 長谷川 直哉(法政大学人間環境学部教授) 利益より「使命優先」へ 後藤 貴昌(サステナブル経営研究所所長) ◆グリーン・オーシャン大賞2017受賞一覧 ◆大賞・金賞 ボーダレス・ジャパン 9つの社会的事業で急成長 ◆金賞 LIXIL 2㌦トイレで衛生課題を解決 ◆銀賞 リクルートコミュニケーションズ 引っ越し先の情報を対面で 三越伊勢丹ホールディングス 伝統工芸品を育て、「世界ブランド」へ ウーバー・ジャパン 過疎地の交通、ITで再構築 長寿乃里 壊れにくい傘でゴミ問題も改善 ◆銅賞 ファンケル 「ミカン衰退」の町を青汁で再興 セールスフォース・ドットコム NPOの情報管理を支援 フェアトレードコットンイニシアティブ 障がい者アートを売れる商品に シュアール 「IT×手話」で格差なくす ◆優秀賞・優良賞一覧 味の素 一般社団法人Green Down Project ケアプロ ギンザのサヱグサ Saraya East Africa Co.,Ltd. すららネット セブン-イレブン・ジャパン 中越パルプ工業 日興アセットマネジメント 保育ICT リトルムーンインターナショナル イトーキ キャスレーコンサルティング ゲオ 滋賀銀行 ソフトバンク 東京東信用金庫 エニィ 合同会社松下生活研究所 三井住友信託銀行 三菱重工業 リコージャパン リデン ◆feature story 2 サステナブルブランド国際会議・東京 2017 「持続可能性」とブランド 東京に1200人集う 「サステナブル・ブランド国際会議」が2017年3月8─9日、東京ミッドタウン・ホールで開かれ、国内外からビジネスパーソンやNGO/NPO関係者など延べ1200人が参加した。同会議は「サステナビリティ(持続可能性)とブランド戦略の融合」をテーマに世界12都市で開催しており、今回が初めての日本開催となった。 ◆report 社会性と事業の両立 原点回帰で再成長 「化粧品の動物実験反対」など社会的企業として知られるラッシュ(本社・英国ドーセット州)は2月8─9日、世界49カ国から店長クラスの千人を集めて「ラッシュ・サミット2017」をロンドンで開催した。一時は世界的に伸び悩んでいた売上高も、「ブレないメッセージを出し続けることが必要」と原点回帰した結果、再び成長軌道に乗り始めた。 ◆social design gallery 霧の中を彷徨う難民たち ◆art 高橋さとみの切り絵ワールド──いざ漕ぎ出でん ◆オルタナ魂 創刊10周年を迎えました ◆columns オルタナティブの風 田坂 広志 密やかに拡大するもう一つの環境問題 エゴからエコへ 田口ランディ 「移り行くヒロシマ」 ◆social business around the world [アジア・オセアニア編/ニュージーランド]難民を次のステップへ、難しい就職を支援 [アジア・オセアニア編/インドネシア]噴火の被災地を「観光資源」に [アジア/日本]若年ALS患者向け電動車椅子レンタル ◆agriculture 農業トピックス 西村ユタカ 日本農業 「常識」と「非常識」の間 徳江倫明 オーガニックがメインストリームになる ◆forestry 林業トピックス 編集部 「森を守れ」が森を殺す 田中淳夫 木材の「欠点」はなくすべきか ◆fishery 漁業トピックス 瀬戸内千代 人と魚の明日のために 井田徹治 大量消費に高まる批判、日本のクロマグロ漁 ◆fair trade フェアトレードトピックス 中島 佳織 フェアトレードシフト 中島 佳織 カーボン・クレジット取引にも新基準 ◆fundraising ファンドレイジングトピックス 三島 理恵 社会イノベーションとお金の新しい関係 鵜尾 雅隆 スポーツCSVの扉が開いた2017年1月 ◆columns オルタナティブな空間 馬場正尊 パブリックスペースを変える「屋台」 欧州CSR最前線 下田屋毅 シリア難民の児童労働と企業イニシアチブ CSRトピックス CSR48 ◆alterna S presents オルタナSな若者たち 体内時計を可視化、睡眠改善 KIYOの哲学 考察編 南清貴 体に負担をかけない炭水化物の摂取を エコでヘルシーな食空間 岡村貴子 個性がつくりだす心地よい食空間 エシカル・ファッションの旗手たち 生駒芳子 エシカルの精神を街に、未来に広げたい! 世界のエコホテル巡礼 せきねきょうこ 日本ホテル界初、「国際標準規格ISO認証」取得 間違いだらけの自転車選び 山本修二 いつか旅に出る日を夢見ながら オルタナSELECT 新しい環境で頑張る人に贈るグッズ CSR経営者フォーラム CSR関東/CSR中部・北陸/CSR東海/CSR九州 ◆flash fiction 「こころざし」の譜 希代準郎 どうして僕が市会議員に!?
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『ギガトンギャップ―気候変動と国際交渉』
¥1,980
目 次 はじめに 序章 気候変動と国際共存 ~ グローバル・リスク社会への対応 古沢広祐(国学院大学経済学部教授 JACSES代表理事) 第一部<最新動向編> 第1章.気候変動交渉における各国の対立・協調の歴史と現状 沖村理史(島根県立大学総合政策学部教授) 第2章.気候変動影響への適応及び気候変動による損失と損害に関する国際交渉・制度の動向 久保田泉(国立環境研究所社会環境システム研究センター主任研究員) 第3章.気候資金を巡る国際交渉と国際制度 田村堅太郎(地球環境戦略研究機関関西研究センター副所長) 第4章.市場メカニズムに関する国際交渉・制度の最新動向 田上貴彦(日本エネルギー経済研究所地球温暖化政策グループマネージャー研究主幹) 第5章.UNFCCCにおける技術移転交渉と技術メカニズム 上野貴弘(東京大学公共政策大学院客員研究員・電力中央研究所主任研究員) 第6章.REDD+に関する国際交渉の動向 川上豊幸(熱帯林行動ネットワーク(JATAN) 運営委員) 第7章.フロン類の環境影響と排出規制に関する国際交渉・制度の最新動向 花岡達也(国立環境研究所社会環境システム研究センター主任研究員) 第二部<課題・展望編> 第8章.座談会:緩和-今後の将来枠組・制度のあり方-緩和を中心として ●座談会参加者 亀山 康子(国立環境研究所社会環境システム研究センター室長) 山岸 尚之(WWFジャパン気候変動・エネルギーグループリーダー) 杉山 大志(電力中央研究所エネルギー技術評価領域主任研究員) 手塚 宏之(JFEスチール株式会社技術企画部地球環境グループリーダー) 笠井 俊彦(元環境省フロン対策課長) <補足原稿>「地球規模での温室効果ガス削減を実現するために」笠井俊彦 第9章.インタビュー:適応/ロス&ダメージに関する保険業界の取組み・今後の途上国支援のあり方 ●話し手 斉藤 照夫(損保ジャパン日本興亜リスクマネジメント㈱顧問) <補足原稿>「ロス&ダメージのためのワルシャワ国際メカニズム等について」 第10章. 気候変動に対処するための国際枠組・取組みに向けた考察・提起 小野田真二・足立治郎・遠藤理紗(「環境・持続社会」研究センター(JACSES))
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オルタナ47号(2016年12月16日発売)
¥770
SDGs、世界に浸透 日本の出遅れ目立つ 日本の出遅れ目立つ持続可能な開発目標(SDGs)が国連で採択されて1年が経った。それ以来、コカ・コーラやマイクロソフトなどのグローバル企業や欧州委員会が積極的に取り込む動きが加速し、SDGsは持続可能性についての世界のデファクトスタンダードになった。一方、日本政府は内閣府にSDGs推進本部を設置したものの、その動きは鈍い。 ◆「持続可能性」の世界標準に ◆SDGsの活用は「自分ごと化」から ◆米国、コカ・コーラやMS、具体的な行動に着手 ◆欧州、SDGs達成に向けNGOが厳しい視線 ◆ベルギー、EU資金で自然エネが拡大へ ◆中国、SDGsに沿う国家戦略 ◆feature story 2 オーガニックで描くオリパラ成功への道 一般社団法人オーガニックフォーラムジャパンは11月18─19日、東京国際フォーラム(東京・千代田)で「第1回オーガニックライフスタイルEXPO」を開催した。「オーガニック」はサステナブル、エシカル、CSRなどにつながる注目のキーワードだ。2020年のオリパラ開催を控え、オーガニックが、「持続可能な社会」を実現するためのカギとなりそうだ。 ◆interview テイラーギターズ創業者インタビュー ギター指板用の黒檀 B級材を有効活用 ギターの指板に使う黒檀の資源枯渇が問題になるなか、米大手のテイラーギターズ(本社カリフォルニア州サンディエゴ)は、これまで捨てていたB級材(茶色や白黒の縞模様)をA級材(黒色)と同価格で買い取り、木材を余すことなく使い切る製造方法に切り替えた。創業者のボブ・テイラー氏に、その理由と同社の哲学を聞いた。 ◆interview 世界は低成長時代へプラチナ社会目指せ 小宮山宏・三菱総研理事長が『新ビジョン2050』(日経BP社、共著)を上梓した。『地球持続の技術』(岩波新書)で最初の「ビジョン2050」 を発表してから17年。小宮山氏に出版の意図を聞いた。 ◆Social Design Gallery 死者と共に暮らす ◆art 高橋さとみの切り絵ワールド──成長するひまわりおじさん ◆オルタナ魂 CSR経営者サミットの熱い夜 ◆columns オルタナティブの風 田坂 広志 アメリカ大統領選とグローバル資本主義の終焉 ◆social business around the world [オセアニア編/ニュージーランド]一般家庭にも養蜂箱 健康なハチを増やす [北米編/米国]口座持たない25億人にフィンテックを活用 [アジア編/日本]障がい者の手仕事品 セレクトショップに ◆agriculture 農業トピックス 西村ユタカ 日本農業 「常識」と「非常識」の間 徳江倫明 農協解体論とオーガニック ◆forestry 林業トピックス 編集部 「森を守れ」が森を殺す 田中淳夫 やる気なし? 日本の違法木材対策 ◆fishery 漁業トピックス 瀬戸内千代 人と魚の明日のために 井田徹治 クロマグロ保護対策合意できず ◆columns オルタナティブな空間 馬場正尊 街全体を宿にするイタリアの旅のかたち 欧州CSR最前線 下田屋毅 英国現代奴隷法、日本企業は乗り遅れるな ◆alterna S presents オルタナSな若者たち 「社会問題を『自分ごと』に」 KIYOの哲学 考察編 南清貴 野菜摂取を心掛け、人生を豊かに エコでヘルシーな食空間 岡村貴子 素材を知り尽くした店・太月 エシカル・ファッションの旗手たち 生駒芳子 安全が「お洒落」になるエシカル・バッグ 世界のエコホテル巡礼 せきねきょうこ エコラベル「グリーンキー」日本の取り組み 間違いだらけの自転車選び 山本修二 都市の移動も活躍する折り畳み自転車 オルタナSELECT フェアトレードグッズで良い年の瀬を CSR経営者フォーラム サミット報告会/CSR北海道/CSR関東 ◆flash fiction 「こころざし」の譜 希代準郎 新婚旅行に車イス
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オルタナ46号(2016年9月29日発売)
¥770
「持続不可能」な漁業との決別 クロマグロやウナギの資源枯渇問題が話題になるたびに、日本は常に国際社会からやり玉にあげられる。一方で、日本の漁村は後継者難から崩壊の危機に瀕する。遠洋漁業は「捕り過ぎ」と批判され、沿岸漁業は収入減に苦しむ。日本の漁業が「持続不可能」だとすれば、どう改善できるのか。 ◆クロマグロ、産卵期の禁漁は必須 ◆なぜ待てない? 資源の回復に必要な「我慢」 ◆違法漁業や人権侵害高まる企業リスク ◆「継ぎたくなる漁業」へ協働 ◆ITを武器に漁村を活性化 ◆EU、持続可能な漁業へ消費者も貢献 ◆feature story 2 ビジネスで追及する「真の美しさ」とは 「真の美しさ」とは何か。世界で最もエシカルで持続可能なグローバルビジネスを目指すザ・ボディショップは、ブランド創立40周年を機に新たなコミットメントを宣言し、14の目標を立てた。その一環として、2016年、世界60カ国で生物多様性保全のための「バイオブリッジキャンペーン」を開始。ベトナムの熱帯雨林で、活動の最前線に迫った。 ◆award 第2回 住友理工学生小論文アワード ミレニアル世代が考えるグローバル企業の責任とは 住友理工は6月25日、「第2回住友理工 学生小論文アワード表彰式」を開催した。全国の大学・大学院生から106本の小論文の応募があり、最優秀賞には、パレート効率性を強調した東京大学大学院修士1年の高橋祐人さんが輝いた。式では、ゲストにタレントの春香クリスティーンさんが登壇し、受賞者と「真のグローバル企業」について語り合った。 ◆Social Design Gallery 閉鎖に追い込まれるダダーブ難民キャンプ ◆art 高橋さとみの切り絵ワールド──海のバランス ◆オルタナ魂 「社会貢献」とCSVはバランス良く ◆columns オルタナティブ経営論 田坂広志 エゴからエコへ 田口ランディ ◆social business around the world [欧州編/イギリス]途上国の漁村で「海洋保護革命」 [アジア・オセアニア編/ニュージーランド]ウール製の靴は快適でサステナブル ◆agriculture 農業トピックス 西村ユタカ 日本農業 「常識」と「非常識」の間 徳江倫明 「アニマルウェルフェア」ということ ◆forestry 林業トピックス 編集部 「森を守れ」が森を殺す 田中淳夫 早生樹による林業の可能性 ◆fishery 漁業トピックス 瀬戸内千代 人と魚の明日のために 井田徹治 クロマグロ保護対策合意できず ◆columns オルタナティブな空間 馬場正尊 「エリアリノベーション」、まちづくりの次の概念 欧州CSR最前線 下田屋毅 加速する世界の水リスク対応とコラボレーション ◆alterna S presents オルタナSな若者たち ギャングを国際リーダーへ KIYOの哲学 考察編 南清貴 タンパク質から地球温暖化を考える エコでヘルシーな食空間 岡村貴子 渋谷にコミュニティー・レストラン エシカル・ファッションの旗手たち 生駒芳子 エシカルをラグジュアリーに進化させる 世界のエコホテル巡礼 せきねきょうこ キャンティ地方のBIOワインとアグリツーリズモ 間違いだらけの自転車選び 山本修二 2台目に専門的な自転車も オルタナSELECT 秋のお出かけ、寛ぎタイムにエシカルを CSR経営者フォーラム 北海道/中国/四国 ◆flash fiction 「こころざし」の譜 希代準郎 イチロー人形
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オルタナ45号(2016年6月29日発売)
¥770
◆feature story 1 木と紙のリスクはグレーゾーンにあり 世界の違法伐採木材は木材貿易の10-30%を占め、その取引額は最大年間16兆円に達するという。各国政府は違法伐採の法的規制を強め、日本でも遅ればせながら今年5月にクリーンウッド法が成立したが、残念ながら強制力はない。ブラック(完全な違法)な木材ではないから使うというスタンスでは、日本企業は大きな事業リスクを抱えることになる。 ◆日本の取り組み 不十分 ◆「紛争コピー用紙」 認証任せは禁物 ◆産出国を組み込み法制化 EUの国際森林政策 ◆米改正レイシー法で罰金続出、有罪判決も ◆feature story 2 Bコーポレーション 日本で初の2社認定 「Bコーポレーション」は、民間企業に「ベスト・イン・ザ・ワールド(世界一になる)こと」を目指すのではなく「ベスト・フォア・ザ・ワールド(世界にとってベストを尽くす会社になる)こと」を目指してもらう米国発の認証制度だ。このほど2社が初めて認証を受けた。そのプロセスを報告する。 ◆report 「存在目的(パーパス)」を揺り起こせ 「サステナブル・ブランド(SB)国際会議2016」の米国本会議が2016年6月6日-9日の4日間、カリフォルニア州サンディエゴで開かれた。23カ国から約1500人が参加し、今年のスローガン「アクティベイティング・パーパス(Activating Purpose)」について30以上の講演やシンポジウム、ワークショップが繰り広げられた。今年の傾向と内容を速報する。 ◆special interview 「もう平和憲法とは呼べない」 「平和学の父」とされるノルウェーの平和学者ヨハン・ガルトゥング博士(85)が5月下旬来日した。博士は、これまでに200以上の国家間、宗教間紛争を調停してきた経験を持つ。日本国憲法を「もう平和憲法とは呼べない」と言い切り、「念仏のように平和の大切さを訴えるのではなく、具体的に解決策を考えるべき」と指摘した。 ◆Social Design Gallery 行き場を失った移民たち ◆art 高橋さとみの切り絵ワールド──ぼくの椅子には故郷がある。 ◆オルタナ魂 米ウォルマートの「EDLTC」とは ◆columns オルタナティブ経営論 田坂広志 エゴからエコへ 田口ランディ ◆social business around the world [欧州編/フランス]料理のCO2削減、外食業界に呼びかけ [アジア・オセアニア編/ニュージーランド]「カルマ・コーラ」でアフリカの貧困救う [アジア・オセアニア編/フィリピン]路上の子どもが働く マニラでカフェ開業 ◆agriculture 農業トピックス 西村ユタカ 日本農業 「常識」と「非常識」の間 徳江倫明 ◆forestry 林業トピックス 編集部 「森を守れ」が森を殺す 田中淳夫 ◆fishery 漁業トピックス 瀬戸内千代 人と魚の明日のために 井田徹治 ◆columns オルタナティブな空間 馬場正尊 欧州CSR最前線 下田屋毅 ◆alterna S presents オルタナSな若者たち 音楽で社会貢献、「父超えたい」 KIYOの哲学 考察編 南清貴 米と豆、「食のバランス」の基本とは エコでヘルシーな食空間 岡村貴子 体に優しい和菓子「巡」 エシカル・ファッションの旗手たち 生駒芳子 エシカルをファッションで伝える 世界のエコホテル巡礼 せきねきょうこ カミツレが香る日本初のビオホテル 間違いだらけの自転車選び 山本修二 汎用性なら太いタイヤが履ける自転車 世界のエコホテル巡礼 せきねきょうこ カミツレが香る日本初のビオホテル オルタナSELECT フェアでエシカルな真夏を楽しむ CSR経営者フォーラム 北海道/関西/九州 ◆flash fiction 「こころざし」の譜 希代準郎 僕が犬語をしゃべっていた頃
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オルタナ44号
¥770
5年後からの復興支援 東日本大震災から5年が経った。多くの企業が被災地に入り、NGO/NPOとの協働で多くの社会的課題解決に取り組んだ。一方で、支援活動が長期化するなかで、支援ニーズも多様になり、再出発を余儀なくされる事例も少なくない。企業やNPOは「傷んだ地域」をどこまで再生できるのか。その成果を待っているのは東北だけではない。 ◆企業×NPOの協働、成功へ5つの秘けつ ◆企業×NPO ベスト協働事例 ◆農業支援で企業価値高める(キリン) ◆福島産菜の花で農地再生へ(ラッシュ) ◆被災地の教育格差なくす(チャンスフォーチルドレン) ◆映画で知る被災地 ◆special issue グリーン電力で企業も持続可能に 電力小売りの全面自由化が目前だ。4月以降、8兆円とも言われる電力市場が開放され、家庭や中小企業でも電力会社を選べる。ガスや通信ほかの「異業種」が、割安な料金をひっさげ参入。これを大手電力が迎え撃つ構図だ。しかし目先の「安さ」だけを追い求める先には、化石燃料や原子力など従来型電源しか選択肢はない。 ◆Social Design Gallery 救済の寺院学校 ◆art 高橋さとみの切り絵ワールド──復興節2016 ◆オルタナ魂 メディアの「社会対応力」とは ◆columns オルタナティブ経営論 田坂広志 エゴからエコへ 田口ランディ ◆social business around the world [アジア編/スリランカ]BOP層向け学習塾月390円で学力向上 [北米編/米国]「ゴミ」で村おこし、観光資源化で大成功 [北米編/米国]絶滅危機の黒檀救え、取引変えたギターメーカー ◆agriculture 農業トピックス 西村ユタカ 日本農業 「常識」と「非常識」の間 徳江倫明 ◆forestry 林業トピックス 編集部 「森を守れ」が森を殺す 田中淳夫 ◆fishery 漁業トピックス 瀬戸内千代 人と魚の明日のために 井田徹治 ◆columns オルタナティブな空間 馬場正尊 RtR JAPAN運営日記 松丸佳穂 エコのご意見番 木内 孝 欧州CSR最前線 下田屋 毅 ◆alterna S presents オルタナティブな若者たち 女子大生向けキャリア支援「家族留学」 KIYOの哲学 考察編 南 清貴 健康寿命をいかに延ばすか エコでヘルシーな食空間 岡村貴子 「グランピング」でリッチな食空間 エシカル・ファッションの旗手たち 生駒芳子 少数民族の儚い世界をリ・デザイン 間違いだらけの自転車選び 山本修二 剛性感が低い「折りたたみ」は買ってはいけない 世界のエコホテル巡礼 せきねきょうこ 負荷を可視化、パリのブティックホテル オルタナセレクト 東北の色彩美 グリーン経営者フォーラム 北海道/関東 ◆flash fiction 「こころざし」の譜 希代準郎 君は「幸福食堂」を覚えているか 読者プレゼント 2016年3月30日発売
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オルタナ43号
¥770
◆オルタナ43号 「竹」は伝統的に日本人の暮らしに重要な役割を果たしてきた。だが、高度成長期に多くがプラスチックなどに代替されたこともあり、存在感は薄れた。「放置竹林」の増加で、里山の生態系も乱れている。一方で、竹は日本にとって豊富な資源でもあることは変わりない。忘れられた竹に再び付加価値を見出すイノベーションが、実は日本の各地で進んでいる。 ◆「厄介者」を価値に変える ◆竹で燃料電池開発、地域振興の効果も ◆地域の竹を引き取り、国産100%の竹紙を販売 ◆「竹あかり」でまちを灯す ◆竹の自転車で少数民族を支援 ◆755万人が竹に従事、世界を牽引する中国 ※印刷版では、国産竹100%で製造した「竹紙」を本文用紙として使用しています。 ◆special interview 有馬 利男(グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン代表理事) 「SDGsの対応で経営品質を高めよ」 2015年に期限を迎える「MDGs(国連ミレニアム開発目標)」に代わる「SDGs(持続可能な開発目標)」が9月、国連本部で全会一致で採択された。なぜ日本企業にとってSDGsが重要なのか、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ/東京・港)の有馬利男代表理事に聞いた。 ◆special issue なぜユニクロは難民支援をするのか ユニクロを展開するファーストリテイリングは11月25日、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と新たな合意書を締結。同社は3年間で総額約12億円を支援するほか、国内外の店舗で難民を100人雇用する。 ◆Social Design Gallery 悲しみの大地、スーダン ◆art 高橋さとみの切り絵ワールド──秘めたる ちから ◆オルタナ魂 イノベーションは身近な場所から ◆columns オルタナティブ経営論 田坂広志 エゴからエコへ 田口ランディ ◆social business around the world [アジア編/ニュージーランド]空腹の子どもにヘルシーなランチを [アジア編/インドネシア]「ゴミ」で村おこし、観光資源化で大成功 [北米編/米国]エシカル下着ブランド、ハリウッド女優がCEOに ◆agriculture 農業トピックス 西村ユタカ 日本農業 「常識」と「非常識」の間 徳江倫明 ◆forestry 林業トピックス 編集部 「森を守れ」が森を殺す 田中淳夫 ◆fishery 漁業トピックス 瀬戸内千代 人と魚の明日のために 井田徹治 ◆columns オルタナティブな空間 馬場正尊 RtR JAPAN運営日記 松丸佳穂 エコのご意見番 木内 孝 欧州CSR最前線 下田屋 毅 ◆alterna S presents オルタナティブな若者たち 「地域移住はキャリアアップ」 KIYOの哲学 実践編 南 清貴 レンズ豆で手軽に栄養摂取 エコでヘルシーな食空間 岡村貴子 地中海料理でビーガンを楽しむ エシカル・ファッションの旗手たち 生駒芳子 アウトドアで楽しむモダンな漆 間違いだらけの自転車選び 山本修二 10万円以下のクロスバイク選び 世界のエコホテル巡礼 せきねきょうこ 地方再生を込めた宿造り オルタナセレクト 冬の暮らしを「包む」 グリーン経営者フォーラム 東北/関東/中国 ◆flash fiction 「こころざし」の譜 希代準郎 ピエロの涙
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オルタナ42号
¥770
◆オルタナ42号 ◆feature story 1 報告:米グリーンネイバーフッド いま米国のポートランドやシアトルが新しい街づくりのモデルケースとして世界から注目されている。環境やソーシャルな視点を街づくりに導入し、「グリーン・ネイバーフッド」とも呼べる新しい思想が、街のさまざまな機能に反映される。現地を視察し、その最前線を追った。 ◆自覚した市民が「創造都市」をつくる ◆「6%」が自転車で移動 ◆「建築の保全」と「環境配慮」を両立 ◆多様な「職」と「食」で市の中心街を再生 ◆「一括収集」でリサイクル率60% ◆alterna person 黒川光博(虎屋社長) 人を大切にして500年、現代に生きる「掟書」 室町時代後期、虎屋は菓子屋として誕生。それから約500年、「おいしい和菓子」を第一に経営を続けてきた。「企業は人で成り立っている。人を大切にするのは基本」と語る虎屋17代当主・黒川光博社長に経営哲学を聞いた。 ◆special issue 建築家・隈研吾氏インタビュー 「21世紀は木の世紀」 世界的な建築家である隈研吾さんは「21世紀は木の世紀になる」と考える。木材の技術開発は進み、火・耐久性能が上がった。隈さんは、「木材が最先端な材となった今、世界の建築家は、サステナブルな木造建築で競い合っている」と話す。 ◆special issue 『未来に選ばれる会社』とは オルタナ編集長・森 摂とオルタナ編集部は2015年10月、単行本『未来に選ばれる会社─CSRから始まるソーシャル・ブランディング』を学芸出版社から出版する。2007年3月のオルタナ創刊以来、8年間に渡る取材の集大成。価格は税込み1944円で、全国の書店やアマゾンで販売する。 ◆Social Design Gallery ネパールに募る先の見えない不安 ◆art 高橋さとみの切り絵ワールド「さぼくたちの居るところ」 ◆オルタナ魂 グリーン経営者フォーラム、第2期へ ◆columns オルタナティブ経営論 田坂広志 エゴからエコへ 田口ランディ ◆social business around the world [欧州編/ドイツ]ゴミを発生させない「量り売り」店舗 [北米編/米国]40億人の格差を正す、廃棄パソコンのリユース [アジア編/日本]弱視でも使いやすい白黒反転手帳 ◆agriculture 農業トピックス 西村ユタカ 日本農業 「常識」と「非常識」の間 徳江倫明 ◆forestry 林業トピックス 編集部 「森を守れ」が森を殺す 田中淳夫 ◆fishery 漁業トピックス 瀬戸内千代 人と魚の明日のために 井田徹治 ◆columns オルタナティブな空間 馬場正尊 RtR JAPAN運営日記 松丸佳穂 エコのご意見番 木内 孝 欧州CSR最前線 下田屋 毅 ◆alterna S presents オルタナティブな若者たち 紛争地域の学生が日本で交流 KIYOの哲学 実践編 南 清貴 あったかいスープで水分と塩分補給 エコでヘルシーな食空間 岡村貴子 次世代につながる店と人づくり エシカル・ファッションの旗手たち 生駒芳子 幼少期から日本の伝統に触れる 間違いだらけの自転車選び 山本修二 【new】 最初の1台だからこそ一生乗れるスポーツバイクを 世界のエコホテル巡礼 せきねきょうこ ハーブの効能を求め、古都から原始の森へ オルタナセレクト 秋の行楽に、アクティブになれるアイテム グリーン経営者フォーラム 北海道/東北/関東/中部・北陸/関西/九州 ◆flash fiction 「こころざし」の譜 希代準郎 「囚われの村」からの遺言
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オルタナ41号
¥770
◆オルタナ41号 feature story 1 「なでしこ」な会社のつくり方 女性活躍推進企業を選び、投資対象として紹介する「なでしこ銘柄」が多くの企業経営者の関心を集めている。株価が上がるという「ニンジン」の効果のほどはさておき、多くの企業で女性活躍推進の取り組みが始まったことは評価できる。だが、その取り組みも緒に就いたばかりだ。本当の意味で「なでしこ」な会社になるための戦略やノウハウをまとめた。 ・CEOの号令で「女性に甘くない」施策(ダイキン工業) ・ルノーが変えた日本の企業文化(日産自動車) ・「男性主導」の社風根本から改革へ(ブリヂストン) <欧州最前線>取締役の女性比率40%法制化を目指すEU 欧州連合は、EU2020経済戦略の中で、取締役女性比率40%という目標を設定し、加盟各国に様々な施策と予算で、その推進を促す。未達成加盟国への厳しい制裁も込めた法案も審議中だ。より多くの女性が「決定権あるポスト」に就ける社会を目指す欧州の最前線を追う。(栗田路子=ブリュッセル、稲葉霞織=アムステルダム) <米国最前線>過去最高の女性CEO数価値向上の原動力に 米国の女性の社会進出は1970年代から徐々に増えてきたが、女性管理職比率は世界の主要45カ国中37位(22%)と意外に低い。だが、米上位500社のうち女性がCEOを勤める企業数は26社と過去最高を記録し、突出した活躍をする女性CEOやエグゼクティブの例が増えている。(寺町幸枝) ◆alterna person 松本 晃(カルビー会長 兼 CEO) 多様性なき企業に明日は無い 「なでしこ銘柄」が注目を浴びているといっても、日本の大企業の多くでは、女性活用の道は緒に就いたばかりだ。そうした中、同銘柄に2年連続で選定されたカルビーの松本晃・会長兼CEOは、「ダイバーシティ(多様性)なき企業に明日は無い」と言い切る。その理由は「やらなければ会社が滅びる」と、見事なまでに明快だった。 ★松本会長のロングインタビューを試し読みできます⇒ http://www.alterna.co.jp/15362 ◆feature story2 ベン&ジェリーズ 米「社会的企業」の草分け 社会変革(ソーシャル・イノベーション)を会社の使命とする「社会的企業」が1970年代、米国で続々と誕生した。「ベン&ジェリーズ」(B&J)は、パタゴニアやアヴェダなどとともに、その草分けの一つとされる。アイスクリームでどのように社会を変えるのか─。バーモント州の本社を取材した。 ◆Social Design Gallery 砂漠化する地球、消えたアラル海 一面の星空をバックに、錆びた廃船の写真。ウズベキスタン北西部の町ムイナクで撮影したものだ。アラル海に面していたことからかつては漁業の町として栄えていたものの、旧ソビエトによる灌漑政策の失敗により砂漠化してしまった。座礁した船を移動した湖岸まで運ぶことができず朽ちた姿が映されている。(川端嘉文) ◆art 高橋さとみの切り絵ワールド――未来へ 新たな発明も未来を作るけれど、人を育てること・教えること・伝承することも社会を地球を創ることになるのだろう。 ◆オルタナ魂 CSRは単なる「責任」ではない CSRの「R」はResponsibility。response+abilityの語源の通り、「反応する能力」「対応力」が本来の意味です。CSRとは、社会のニーズやウォンツ、変化をつかみ、それに対応することなのです。 ◆columns オルタナティブ経営論――日本企業にとって「人材」とは何か? 田坂広志 日本型経営において「人材」とは何なのか。端的に表しているのが、能力観の違いである。商品価値ととらえる欧州や米国と異なり、日本では社員が職業人としてよい人生を送るための「糧」だった。腕を磨くという次元を超え、果ての無い「道」を究める思想が日本の人材観にはある。 エゴからエコへ――「コンビニの棚」 田口ランディ 神奈川県の辺境にあるこの湯河原町にも、コンビニエンス・ストアの生存競争が繰り広げられ、いくつもの店舗が淘汰されていった。家から仕事場に向かう途中、ついふらりと寄ってしまうコンビニ。実は棚を眺めるのが趣味だ。 ◆social business around the world [欧州編/スイス]大地と一体化、超省エネの丸い家 スイスでも日本と同様に、快適な省エネ住居への関心が益々高まっている。屋根を土で覆い、大地と一体化したようなアースハウス(大地の家)も興味深い試みだ。傾斜や起伏のある土地を掘って家を作り、その土を屋根に被せる。土は家の断熱を向上させ、緑化すればCO2削減にも一役買う。アースハウスは、スイス人建築家、ペーター・フェッチ氏が考案した。スイスを中心にドイツなども含め、現在までに90軒以上建てられている。(岩澤里美=チューリヒ) [アジア・オセアニア編/フィリピン]40億人の格差を正す、廃棄パソコンのリユース 国際電気通信連合(ITU)によれば、世界人口の約6割にあたる40億人が、いまだインターネットにアクセスできない状況にある。情報格差は大きな生活の格差を生み出してしまう。NPO法人Class for Every one(C4E)は、パソコンの国際的なリユースサービスを通じて、平等な機会の創出に取り組んでいる。(瀬戸義章) [北米編/米国]ネットオークションでNPOの資金調達 今年4月、老舗オンラインオークションサイト「eBay(イーベイ)」で、「ファーストアップルオークション」が行われた。目玉のアップル初代コンピューター「Apple-1」の最終落札額は23万6千ドル(約2800万円)。売上の一部は、「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」の啓発活動や研究費用に寄付されるという。(寺町幸枝) ソーシャルデザイン最前線 「出所後の若者更生」と「犬の殺処分」という二つの社会課題を組み合わせて解決した事例紹介。ドッグフードブランドのペティグリーが行った「First Days Out(出所初日)」は、出所後の少年に殺処分間際だった犬を紹介し、彼らが犬と暮らしながら更生していく様子をドキュメンタリーにおさめた。(福井崇人) ◆agriculture 農業トピックス(西村ユタカ) 「都市生活者もファーマーに」ほか 日本農業常識と非常識の間――真の環境保全型農業とは 徳江倫明 4月24日、25日のまる2日間をかけて、有機農業やオーガニックマーケットの普及・拡大を目的に「第2回とことんオーガニックシンポジウム2015」を行った。1日目502人、2日目387人、延べ889人の参加となり、改めて有機に対する関心の高さを感じさせた。 ◆forestry 林業トピックス(編集部) 「『鳥獣被害』解決策を模索」ほか 「森を守れ」が森を殺す――林業理解は「森のようちえん」から 田中敦夫 鳥取県が、全国初の「森のようちえん」認証制度を創設した。これは運営団体に対する公的補助事業の一環である。「森のようちえん」は欧州では長い歴史があり、幼少期から森林体験をすることで、理解を深める意図がある。森林活用や山村振興の観点からも注目が集まる。 ◆fishery 漁業トピックス(瀬戸内千代) 「築地市場の豊洲移転に暗雲」ほか 人と魚の明日のために――ウナギビジネスに沸くミャンマー 井田徹治 ミャンマーは今、ウナギビジネスに沸いている。バイカラウナギの漁獲量も減り、危機的状況だと学者は警鐘を鳴らすが、高値で売れることから歯止めがかからない。これらは中国などを経由し、最終的には日本で消費される。日本のウナギ消費が、生態や資源量すらわかっていない熱帯の生態系にまで影響をおよぼしている。 ◆columns オルタナティブな空間――佐賀市の歴史地区を再生する 馬場正尊 佐賀市は、長崎街道・柳町を景観保存地区に指定し、再生に取り組む。江戸末期から大正時代の建物を残すこの地区に、10の新しいテナントが入り、この春から営業を始めた。町内会のようなマネジメント組織も生まれ、今後エリア・リノベーションのモデルとして期待できるだろう。 欧州CSR最前線――「社会」「環境」「経済」への責任を 下田屋毅 欧州・デンマークの企業、ノボノルディスクはトリプルボトムラインを企業の経営方針とするCSRの世界的リーダーだ。国際的な人権規約に基づいて評価を行い、改善に努める。そのほか、責任ある調達やWWFと協定したCO2削減目標など取り組みは多岐にわたる。TBLを実践する好事例と言える。 ◆alterna S presents オルタナティブな若者たち 社会復帰への「ホームドア」 NPO法人Homedoor(大阪市)は、大阪市内のホームレス問題と放置自転車の両問題を解決する。路上生活者や生活保護受給者に就労の機会を提供し、放置自転車対策の一環で、シェアサイクルを運営する。2010年に任意団体を設立し、今年で6年目となるが、行政や企業と連携し、社会復帰へのドアを広げている。(池田真隆=オルタナS副編集長) KIYOの哲学 実践編 南 清貴 日伊の発酵調味料で味わい深く 日本の代表的な調味料の一つである味噌は、中国にあった醤(ひしお)が飛鳥時代(6世紀頃)に朝鮮半島を経て日本に伝わり、独自の製法によって完成度を高めていったといわれている。 エコでヘルシーな食空間 岡村貴子 「ポートランド流」に野菜を味わう 米国西海岸のオレゴン州ポートランドは、人口に対して飲食店の数が多いことから別名「ガストロポリス・食の都」と呼ばれている。飲食店が星の数ほど並ぶこの場所で、多くの地元民に愛されているのがジョン・ダボーダ氏がオーナーシェフを務める「navarre(ナヴァー)」だ。 エシカル・ファッションの旗手たち 生駒芳子 3Dプリンターが生む未来型アクセサリー 複数ある「エシカル」の定義の中に、「無駄を出さない」という項目がある。消費量を想定して割り出される生産量には、無駄が生じることが多い。工場の端に、大量生産されつつ消費されない衣服の山が打ち捨てられている─そんな風景もメディアで報じられる。そこで、未来のものづくりはどうなるべきか─と模索が始まるわけだが、そうした問いへの一つの答えが、「3Dプリンター」による少量、中量、つまり適量のものづくりだ。 東京ポタリング 山本修二 空が広く、水と緑が豊かな東村山市内をぐるり散策 折りたたみ自転車の特性を生かして、西武新宿駅から東村山駅までは電車で移動した。ものの1分で組み立て、西口から出発。空は広く騒音も少ない。都心から電車で30分弱とは思えぬ心地良さ。 世界のエコホテル巡礼 せきねきょうこ 自然に逆らわない環境型リゾート インド洋に浮かぶ1200もの島。モルディブはその島の多くがリゾートになっている「ワンアイランド・ワンリゾート」の代表格である。20年も前に、「あと50 年も経てばモルディブの島々は海底に沈んでしまうかもしれない」という環境学者たちの懸念が世界で騒がれた。 オルタナセレクト(編集部=佐藤理来) エシカルに夏の短夜を楽しむ 「夏は夜」。透けた光を楽しむ照明やクラフトビール、バスグッズなど夜ならではのアイテムを集めました。暑い季節ですが、折角なら夏の短夜を味わってみては。 「こころざし」の譜 希代準郎 母からの思いがけない贈り物 底冷えのする暗い夜だった。山には骨ばった枝ばかりが広がっている。嫌なことでも起こらなければいいが、と不吉な思いに囚われながら八重は食器を洗っていた。突然の電話のベルが八重を怯えさせた。こんな時、夫がいてくれたらと思うが、亡くなってもう3年になる。 グリーン経営者フォーラム 北海道/東北/関東/中部・北陸/関西/九州
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オルタナ40号
¥770
◆オルタナ40号 ◆feature story 1 オープン・ソーシャル・イノベーション5つの条件 一つの地域で複数の企業やNGO・NPО、大学や自治体が集まり、技術や人材・資金などのリソースを供出し合うことで、社会課題を解決する動きが目立ってきた。日本でも企業とNPOなどによるパートナーシップ(協働)は数多く生まれたが、最近はより多くの参加主体による「多角形」的な活動が特徴だ。この動きを「オープン・ソーシャル・イノベーション(OSI)」と名づけたい。 <特別寄稿:レスター・ブラウン氏「今が『プランB』を実現するとき」> ◆special issue グリーン経済と長野の未来 エコ・ソーシャル・エシカルの意味を合わせ持つ「グリーン」な経済社会を目指している地域の一つが、長野県だ。阿部守一・長野県知事や藻谷浩介・日本総研主席研究員に長野県とグリーン経済のポテンシャルを聞いた ◆Social Design Gallery 牡蠣がつないだ小さな友好使節団 ◆art 高橋さとみの切り絵ワールド「さかさまから何が見えるかな」 ◆オルタナ魂 「オープン・ソーシャル・イノベーション」の鼓動 ◆columns オルタナティブ経営論 田坂広志 エゴからエコへ 田口ランディ ◆social innovators ETIC. 東北で芽生える未来の可能性 諸 希恵 日本財団 危機危機の突破口、官から民へのシフト 町井則雄 社会起業大学 「やむにやまれぬ思い」がイノベーションを起こす 田中勇一 ◆social business around the world [欧州編/スイス]業務用生ゴミが美しいハンガーに [アジア・オセアニア編/台湾]121カ国で「食育改革」肥満問題抱える台湾へ [北米編/米国]戦略的ファンづくり、MLBの地域貢献 [アジア編/日本]南三陸で生まれたおしゃれな「手すき紙」 ◆agriculture 農業トピックス 西村ユタカ 日本農業 「常識」と「非常識」の間 徳江倫明 ◆forestry 林業トピックス 編集部 「森を守れ」が森を殺す 田中淳夫 ◆fishery 漁業トピックス 瀬戸内千代 人と魚の明日のために 井田徹治 ◆columns オルタナティブな空間 馬場正尊 RtR JAPAN運営日記 松丸佳穂 エコのご意見番 木内 孝 欧州CSR最前線 下田屋 毅 ◆alterna S presents オルタナティブな若者たち 映画で途上国に「夢の種」を KIYOの哲学 実践編 南 清貴 春の訪れ、タケノコごはん エコでヘルシーな食空間 岡村貴子 子どもと楽しめる話題のレストラン エシカル・ファッションの旗手たち 生駒芳子 大量生産品をモードにファンキーに 東京ポタリング 山本修二 レンタサイクルを利用して渋谷区内の町並みをめぐる 世界のエコホテル巡礼 せきねきょうこ 高級感漂う香港の斬新なエコデザイン オルタナセレクト 経年美化するエコグッズ グリーン経営者フォーラム 北海道/東北/関東/中部・北陸/関西/九州 ◆flash fiction 「こころざし」の譜 希代準郎 「偽善者」の善
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オルタナ39号
¥770
◆オルタナ39号 ◆feature story 1 障がい者雇用「3%時代」の幕開け 「福祉」から「戦力」へ 障がい者の雇用義務が法改正で広がり、各企業は対応を迫られている。企業にとって「福祉」の対象だった障がい者を戦力化し、それを企業の成長に結びつけた成功事例も増えてきた。法定雇用率が3%になる時代もいずれやって来る。企業は、どうすれば障がい者雇用で成功できるのだろうか。 ◆feature story2 「挑戦すれば、絶対できる」 浅田真央さんが社会貢献チームに参加 フィギュアスケートの浅田真央さんは2014年9月、住友生命が展開する「ヤングジャパンアクション」のプロジェクトリーダーに就任した。同プロジェクトは、若者の社会貢献活動を応援するもので、大賞に選ばれた活動には浅田さんも参加する予定だ。「小さなころからたくさんの人に応援してもらってきたが、今度は私が日本の皆さんを応援したい」と語る浅田さんに、意気込みを聞いた。 ◆Social Design Gallery 南米最貧国ボリビア、過酷な鉱山労働 ◆art 高橋さとみの切り絵ワールド「できるって素晴らしい」 ◆オルタナ魂 CSRはトップダウンから ◆columns オルタナティブ経営論 田坂広志 エゴからエコへ 田口ランディ ◆social innovators ETIC. 「地域イノベーター」時代の潮流に 長谷川奈月/strong> 日本財団 障がい者雇用、多様性に期待 町井則雄 社会起業大学 両立が得意な女性こそ、社会起業家を目指せ 田中勇一 ◆social business around the world [欧州編/イタリア]トウモロコシの芯、アフリカの電力に [オセアニア編/ニュージーランド]経理業務の委託が地域貢献に [北米編/米国]貧困層向け食料支援、地産地消を促す [アジア編/日本]最貧国の最高級コーヒー、10年で黒字化を達成 ◆feature story3 「環境メッセージEXPO 2014」特集 三洋商事の「手サイクル」に環境大臣賞 ◆agriculture 農業トピックス 西村ユタカ 日本農業 「常識」と「非常識」の間 徳江倫明 ◆forestry 林業トピックス 編集部 「森を守れ」が森を殺す 田中淳夫 ◆fishery 漁業トピックス 瀬戸内千代 人と魚の明日のために 井田徹治 ◆columns オルタナティブな空間 馬場正尊 RtR JAPAN運営日記 松丸佳穂 エコのご意見番 木内 孝 欧州CSR最前線 下田屋 毅 ◆alterna S presents オルタナティブな若者たち 大臣直結の若者プラットフォーム構想 KIYOの哲学 実践編 南 清貴 寒い季節に栄養たっぷり根菜料理を エコでヘルシーな食空間 岡村貴子 阿蘇の麓から光を放つ素敵な店 エシカル・ファッションの旗手たち 生駒芳子 車いすでもファッションが楽しめる! 東京ポタリング 山本修二 水と緑が豊かな都市、立川の魅力を自転車目線で満喫 世界のエコホテル巡礼 せきねきょうこ 珊瑚の島が挑む最高の環境対策 オルタナセレクト 冬の団らんに寄り添うアイテム グリーン経営者フォーラム 北海道/東北/関東/中部・北陸/関西/九州 ◆flash fiction 「こころざし」の譜 希代準郎 もうひとつの「英雄の死」